僕らは青い海の中にいる。
とても美しい青い海。
色あざやかな珊瑚、熱帯の魚たち。
穏やかな時間がゆっくりと過ぎていく。
時間というのはおそろしい。
僕らは次第に息苦しさを感じるようになる。
酸素ボンベの残量はわずか。
多くの人が苦しそうな表情であわてふためている。
海の水はとても透き通っていて、
向こう側の様子もはっきり見渡せる。
いち早く海から上がった小数の人たちは、
僕らとはまったく違った世界で呼吸している。
だんだん意識も朦朧としてくる。
命綱の酸素ボンベはすでに空。
海の向こうにはサバイバルで生き残った人たち。
出遅れた僕らは変化の海の中であがきもがく。
この記事へのコメント