昨日も第1回目のリアルな場に向けた準備のためのプレ会議を僕を含め、4人のメンバーでやりましたが、あとで思ったのは今日話してたのは本の5章で書いた「職場作分術」の職場の作分の話にほかならないなということ。第1回の会議に向けて、結構・手続き・趣向を考えてました。
プレゼンにパワポは使わないとか、代わりに話のネタになる小道具なんかがいるねとか、式次第はどうで誰が司会者をやるかとか。
あとは僕が昨日2時間かけて書いた会の活動の方向性に関連した情報をダイアグラム化したマップをみながら、これは全部しゃべったら4時間でも5時間でもしゃべれるのでエッセンス化して編集しなおさないといけないなとか。
そんな話をしていると、ひとりでは悶々として見えなかったことがクリアになってきたりします。
まだネットを介してしか参加してもらってないメンバーにはピンとこないと思いますが、これはまさにデザイン思考の仕事術を実践的にやっていくのにふさわしい場だなと感じています。
冬休みの課題図書
僕がこの活動のどこが実践っぽく感じているかというと、ひとつには活動のなかに自分を鍛えるといった要素が含まれてること。これはなかなか普通の仕事の場ではやりにくいことだけど、今回は参加しているメンバーに冬休みの課題図書という宿題を出しました。
なかなかリアルな場で時間や空間を共有した体験ができない見ず知らずどうしが集まったメンバー間で、ネット上のディスカッションや僕自身という要素以外に何か共通の体験がないといけないなと感じていたのが、課題図書に踏み切ったきっかけ。
おもしろいのは僕が課題図書にあげた七冊以外にも、私はこれとこれを読みます、あっ、それ読みたい、読んだことあるといった感じでゆるい本の紹介やら、本に関するコミュニケーションがはじまったこと。
こういうゆるい感じの知の共通がデザイン思考で仕事をしようとすると大切なんだけど、なかなか職場などだと意外にこうしたことが成り立ちにくいし、課題図書を与えるというのもしにくい。
なので、これは普段できないデザイン思考の仕事術の実践になるなと感じてます。
内部探索
それからもうひとつ。これもなかなか普段の仕事だと、ついおろそかにしてしまいがちですけど、きちんと内部探索からプロセスをはじめられてるのが高度に実践的だなと感じてます。これも見ず知らずどうしが集まったメンバーだからこそ、最初の立ち位置をある程度たがいに共有しないとうまくいかないと思ってはじめたこと。まったく知らないどうしなので、それこそ自己紹介からのスタート。
そしてグーグルグループのディスカッションで3つくらいテーマを出して、それぞれ自分の考えや感じていることを投稿してもらってます。
つまりネットでブレスト的なことをしてる。なのでブレストがよくわかってる人なら知ってるように、他人の意見を否定しない、考えがまとまらないとか質にこだわるより量にこだわって自分でつまらないと思っても意見をいう、他人がだした内容から連想を働かせて話題を膨らませるといったあたりが成功の秘訣となる。
やってみて思ってるのは、ネット上でのブレストだと、時間のしばりがゆるいので他人の意見に乗っかろうとするのが比較的容易なこと。また他人の意見を否定しないのもそれがルール違反だという認識さえもっていれば、つい口に出しちゃうという失敗もしにくい。
もちろん、こういうコミュニケーションに慣れていない、しゃべるのは得意だけど文書化が苦手という人が参加しづらいというデメリットはあります。
ただ今回に関しては実験的なところも含めてメリットのほうをみるようにしてます。
こういうネットでのディスカッションをブレストに使うというのは今後もありだなというのが今回の発見。
デザイン思考の仕事術の実践
第1回の会議ではこのネット上でのディスカッションででた意見をもとにKJ法をします。目的は会の活動の方向性を考える上でのヒントを得ること。ようするに内部探索を目的としたブレスト的なディスカッションででてきた、それぞれがある程度独立性を保った意見を今度はKJ法を使ったアナロジカルな思考で統合する作業をリアルな場を共有したグループワークで行うわけです。
これは実践としてはすごく恵まれたケースだなと思います。こんなこと、仕事でだってなかなかできないと思うから、結構楽しみにしてます。
そんな感じで気がつけばきわめてデザイン思考の仕事術・応用編的な様相を呈した活動をしているわけですが、これがさらに先に進むと、フィールドワークでのオブザベーションとか、ダーティープロトタイプを使ったシミュレーションとかやってくことになるんだろうなと思ってます。
これは結構大変だけどおもしろいな、と。
関連エントリー
この記事へのコメント