企業とそのWebコミュニケーションに対する無自覚な批判
最近、「クリエイティブと著作権」や「不祥事の際の企業の対応にあらわれる企業の基本姿勢」で書いたことだったり、「NTTドコモのmixiコミュニティ10日で閉鎖したんだって(あるいは「せめこれ4」)」という事例だったりと、Webを使った企業のコミュニケーションの悪い面が、僕の目に映っているわけで、あらためて企業とWebコミュニケーションの関係について、もうすこし踏み込んで考えなきゃいけないなと思っています。
企業の不手際を無自覚に批判してもはじまらないというのも、企業がそうした不手際を起こすことの理由の明確化やどうすればそれを改善できるのかということを明示できるようにすることは、僕の仕事にとっても重要なことだと思うのが1つと、もう1つ、こうした企業の不手際が表沙汰になった際の、ブロガーなどの反応にも首をひねる部分があるからです。
不手際を起こした企業に対し、その企業の不手際を批判したり、多くの企業にWeb2.0的なコミュニケーションは向いていないということは簡単です。
他人の失敗を笑えばいいだけですから。
でも、それだけでは言葉も行動も足りないって感じています。
総務省による調査によれば、現在、日本には、ブログを書いている人も、mixiやってる人も、それぞれ何百万人もいることになっています(総務省の調査は登録者数を調べたものなので、そのうち、どれだけアクティブユーザーがいるか知りませんけど)。
そのうち、結構多い割合で、どこかしらの企業なりで働いているユーザーが含まれているはず…