センサーとしてのクルマ
CNETの渡辺さんのエントリーにインスパイアされて、1エントリー追加。
最近のナビの作りを見ていてるとつくづく思うのがインターフェースが車両と一体化していること。インテリアデザインとして、ナビの操作機能が周辺のボードやハンドルに組み込まれているのは珍しくない。
渡辺聡・情報化社会の航海図:移動情報端末としての自動車
自動車メーカーのナビが車両と一体化されているメリットは実はそれだけではなかったりします。
実装されるのはまだ先ですが、技術的には十分視野に入っているものとして、クルマをセンサー=認識器官としてナビをその情報を伝える神経として捉えることも、クルマとナビが一体化してるからできることだったりします。
どういうことか? すこし具体的にしてみましょう。
雨が降っていたらクルマはワイパーを動かします。
渋滞していたらクルマはスピードが遅くなります。
そうした情報がナビの通信機能を通じて、どこかしらの情報集約センターに集まり、かつGPSにより、その車両がどこを走っているかがわかったらどうでしょう?
どこで雨が降っていて、どこの道が渋滞しているかがリアルタイムでわかるようになります。
それはトヨタや日産、ホンダなど、ある程度のシェアをもっている自動車メーカーであれば自社のカーナビとの連携により、かなり正確な統計データとして得ることが可能でしょう。
これまでクルマは人間の身体につながった拡張的な器官でしたが、これがカーナビという情報処理装置に連携され、かつ、それがネット…