Web2.0を2020年に向けた準備としてとらえる
「Web関係者の中でのWeb2.0デバイド」については、いろんな方から心強い反応(トラックバック、はてブ)をいただき、ありがたく思う。
そんな反応をみながら、ふと考えたのは、"Web2.0"がBuzzWordとしてこれほど影響範囲が大きくなったのも、僕が"Web2.0デバイド"という言葉で表現した格差そのものが十分条件としてあったのではないかということだ。
つまり、ここでもスケールフリー・ネットワークにおけるべき乗則が機能していて、単にネットワークがつながっているという必要条件に加えて、それぞれのノードにおけるリンク数にべき乗則を描くという格差があることが、ネットワーク内をある情報(BuzzWord)が爆発的に広まるための十分条件ではないかと思うのだ。
この格差を視覚的に表現すればおなじみのロングテール型の曲線となる。
もちろん、この曲線を描くためにプロットした数値は"どれだけWeb2.0を実感しているか"を数値化したものだ。
それが「Web関係者の中でのWeb2.0デバイド」のエントリーで「Web2.0とかブログって体験してみないとわからない」と表現したものだったりする。