2006年09月08日

俳句の有限性と自己組織化するWeb

さすが弾さん。僕の感じていた気持ち悪さをスッキリさせてくれました。

現在存在するWebページの数がどれだけあるのか、正確な数は誰にもわからないが、まだ1兆も行っていないだろう。その程度で「知的生産の道具としては役に立たなくなった」とはヘタレもいいところなのではないか。

10の12乗に満たないというのは確かに少ない。

正岡子規が認識していた俳句の可能世界の有限性

一方、俳人の正岡子規はあかさたなの五十音という限られた種類の文字を用いて、たった17音の組み合わされる俳句という形式の有限性を憂いていたといわれています。
確かに五十音による17音の組み合わせは有限で計算可能でしょう。

  あああああ あああああああ あああああ  gitanez作

などの同一音の組み合わせを含めても、50の17乗しかありません。
そう。10の約29乗しかないのです。ただし、それは現在のWebページの予想総数よりはるかに多い。さらに日本語に独特の漢字や仮名交じりの表現力を考慮すれば、可能な組み合わせのパターンはさらに膨大なものになります。

もちろん、可能な組み合わせの中のほんとどは意味をなさないゴミで、なんとか日本語として意味をなす組み合わせの数でさえごく限られ、しかも、その中で俳句としてキラリと光るようなものはごくわずかなのでしょう。
でも、だからこそ、天文学的な組み合わせのゴミの山から俳人は知的生産行為として俳句をつくるのではないかと思います。

「俳句の有限性と自己組織化するWeb」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 14:30| Comment(0) | TrackBack(2) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

「結局はコンテンツが大事」だというのと「Webはまだまだ2.0じゃない」ということの相関関係

SEOだの、Web標準だの、アクセシビリティだの、ユーザビリティだのと、なんだかんだ言ってはみても、Webサイトを利用してもらおうと思ったら「結局はコンテンツが大事」だっていうのは確かにあります。
コンテンツの内容がおもしろかったら、検索エンジンで見つけづらくても、アクセシブルでもユーザブルでもなかったとしても、多少の苦労(コスト)は厭わず人はそれを見に来るだろうという理屈です。
逆に、どんなにSEOができていても、Web標準でしっかり作られていても、アクセシブルでユーザビリティがよくても、肝心のコンテンツがつまらなかったら、確かに人は見に来ないでしょう。
確かにそれはそのとおりだと思います。

補足すると、この場合のコンテンツとは、単純な読み物の場合もあれば、YouTubeのような動画コンテンツもあるし、FLASHを使ったゲームみたいなものもあるでしょうし、もうちょっと強引に広げれば、はてなブックマークやRSSリーダーのようなコンテンツを集約する機能をもっていることを含んでもいいかもしれません。あと忘れてはいけないのは、商品やサービス自体でしょうね。いい商品やサービスについての情報が公開されているなら、やっぱり見たいと思うし、そこで購入できるなら買いたいとも思います。

で、確かに、そういうコンテンツが充実していれば、多少の使いづらさや見づらさ、見つけにくさは我慢するのが人間だと思います。

「コンテンツが大事」とはいいたくない人

僕自身も同じようなことを口にすることはありますけど、でも、それを大声でいうことはあまり好きじゃなかったりします。
なぜかというと、たぶん、それは僕がある意味でコンテンツ(企画)屋さんだからだと思います。このブログだって、僕がこうやって書いてるコンテンツ以外、何のとりえもないところですし、実際、僕がWebで何ができるかといえば、こうやって自分で文章を書くことだったり、コンテンツの内容を企画することだったりしかないわけで、Web標準だの、Ajaxだの、そういう作るほうの技術はほとんどないといっていいわけです。それでも、ありがたいことにいろんな人がこのブログを見てくれています。これは本当にありがたいことで、だからこそ、自分ができる「コンテンツを書く」ことだけはちゃんと続けていかないとって思うんです。

で、僕にはWeb標準やAjaxなどの制作的な技術はないからこそ、素直に僕はそういうことができる人がすごいなと思うし、必要だと思います。コンテンツも大事だけど、Web標準も、ユーザビリティも、アクセシビリティも、コンテンツを効率的に更新できるブログを含めたCMS的な仕組みも大事だと心底、思うんです。

そういう思いもあるから「結局はコンテンツが大事」だなんて自分ではあまり言いたくないんです。それに僕の立場からすれば、そんなの当たり前だろというのが本音でもあります。できて当たり前で、コンテンツがちゃんとしてなければ、制作者の人に苦労してWebをつくってもらう必要なんてないし、ましてや他人に見に来てもらう必要なんてないと思っています。
見てもらいたい、買ってもらいたいと思うなら、Webの作りがどうこう、Webでのマーケティング手法がどうこういう前に、いいコンテンツを用意しておきなさいって思います。
それが制作者や利用者、購入者へのエチケットでしょうって本気で思います。
そうした気持ちを制作者に対してもてないプランナーやマーケターは本当にダメだなって思うし、たぶん、Web制作の現場をうまく盛り上げて自分たちの成功も含む、プロジェクトの成功につなげることはむずかしいんじゃないかと感じます。

「「結局はコンテンツが大事」だというのと「Webはまだまだ2.0じゃない」ということの相関関係」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 21:26| Comment(2) | TrackBack(1) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月06日

アックゼロヨン セミナー2006 Vol.4に行きました

今日はアックゼロヨン セミナー2006 Vol.4に行ってきました。

セミナー内容はこの3つ。
  • うちの会社の中村さん、辻さんによる「ミツエーリンクスのWebアクセシビリティへのアプローチ」
  • インフォアクシア・植木さんによる「アクセシビリティの現在とこれから」
  • アックゼロヨン実行委員会の森川さんを含めた4人によるパネルディスカッション

まず、感想を書くと、ものすごく楽しいセミナーでした。
何が楽しかったかって、いままで疑問に思っていたアクセシビリティに対する考え方が自分の中でスーッと筋が通った気がして、すごく勉強になったのがよかったです。
そんなよい気持ちにしてもらったので、簡単にレポートしてみます。
アクセシビリティに関しては、専門家ではないのでご認識もあるかもしれませんが、そのあたりはご勘弁を。

情報の構造化が重要

やっぱり、アクセシブルなサイトの構築という意味ではこれなんですね。きちんと情報構造化したサイトであれば、音声ブラウザでも見出し要素にとぶスキップ機能が使えるので、それだけでも効率的だそうです。全盲の辻さんが言ってただけに説得力がありました。
Web標準化されたWebサイトであれば、基本的に高齢者や視覚障害をもつ方に特別な配慮をしなくても、ユーザー側の努力で使いやすくなるということでした。

ユーザーももっとがんばろうよ

これが今回のセミナーの一番のメッセージでしたね。つまり、どういうことかというと、Webサイトをアクセシブルには、そのサイトに関わるみんなの努力が必要だということ。サイト運営者側やサイト制作者の努力はもちろん、音声ブラウザやスクリーンリーダーなどのオーサリングツールやユーザーエージェントを開発する人、そして、何よりユーザーの努力が必要というのは、ものすごく新鮮だったとのと同時に、ものすごい納得感がありました。
代替テキストがないサイトでも、JAWSを使ってユーザーがラベルをつけることができたり、それを他のユーザーと共有したりすることで、ユーザー自身が自分たちでアクセシブルにしていくというのは、Web2.0といわれる時代との共通点も感じました。

そして、役に立つサイトならアクセシブルでなければ見るという辻さんの言葉は同じ人間としてこれまた納得できるものでした。健常者だってそのサイトがAjaxだからだとかユーザビリティがいいなんて理由だけで、サイトを利用したりはしませんもんね。アクセシビリティはもちろん重要ですが、それ以上に中身のほうが重要だってことです。

「アックゼロヨン セミナー2006 Vol.4に行きました」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信用できる企業サイトは? 情報量が多い:77.7%、更新頻度が高い:69.9%

株式会社ホットリンクによる「企業サイトに対する消費者の書き込み意識調査」の調査結果が公表されています。

調査によると、「企業のサイトに掲載されている情報が信用できるか」という質問に対しては、88.3%が「信用できる」と回答しております。企業への信頼はいまひとつのような声がときおり聞かれますが、サイトに掲載された情報に関しては高い信頼が得られているようです。

どのような企業サイトであればより信用できるかという質問には、「情報量が多いサイト」(77.7%)、「更新頻度が高いサイト」(69.9%)、「製品・サービスの利用者の意見(口コミ)が載っている」(64.1%)という回答が多かったようです。

さらに、「企業サイトに購入を検討している製品(サービス)についての消費者の意見や製品・サービスの利用者の意見(口コミ)があれば参考にするか」という質問に、「はい」と回答しているのは90.3%と高い回答率となっており、消費者の声の取り込みが今後の企業サイトの1つの課題になってきそうです。

企業サイトに対する消費者の書き込み意識調査:ホットリンク
http://www.hottolink.co.jp/log/eid520.html

関連ニュース
「情報量が多く更新頻度の高いサイトが信用できる」--ホットリンク調査 - CNET Japan

関連エントリー
製品情報に関する一般ブログの信頼性は、米で62.9%、日では15.0%
posted by HIROKI tanahashi at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月04日

Webサイトの内と外

Webサイトを利用するユーザーのサイト内を閲覧してまわる行動と、他のサイトから移動してくる場合の閲覧行動を比較しようと、いくつかのサイトのアクセスログを分析しています。

サイト内のナビゲーションは不要か?

傾向としては、どうもページ単位のページビューが多いページは、外部から閲覧している割合が高くなる傾向があるのが見えてきています。つまり、それは内部リンクより外部リンクが有効に働いているということとも考えられます。
極論をいってしまえば、サイト内のナビゲーション機能がなくなっても、サイト全体のページビューはそれほど失われない可能性があります。いや、単にページビューの数字を見るだけならきっとそうなるでしょう。

ページビューを気にするのであれば、SEOだけでなく、今日、メディアパブさんで紹介されていたようなSMO(ソーシャル・メディア・オーガニゼーション)の考え方が重要になるでしょう。サイトの内外にこだわることはSEOやSMOの観点からみても得策ではありませんし、RSSの利用状況をみれば、そもそも必ず自分のサイトに誘導しようと考える必要すらありません。適切に情報が伝わることだけを望むなら、ユーザーがどこでその情報を目にしてもよいわけで、むしろ、その機会を増やすことを考える必要があるでしょう。

繰り返しますが、多くのサイトでサイト内でのナビゲーションは数字的には外部からの導線と比較すればそれほど大きな影響力をもっていないのがわかります。しかし、だからといって、サイト内のナビゲーションなど、なくしてしまえと決断を下すのは早計な気がします。
というのは、サイト内のナビゲーションは単にページ間をつなぐ導線であると同時に、お店のメニューであり、通りに並んだ看板のような役割も果たしているだろうと思うからです。ようはクリックされなくても実はその存在に意味のある可能性があると思うのです。
といっても、それはロングテール的な意味ではなく、品揃え的な意味、あるいは、クリックされないメニューはクリックされたメニューを引き立たせるフレームの役割を果たしているのではないかという意味でです。

「Webサイトの内と外」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

東証1部上場企業のWebサイトの現状

『歌うネアンデルタール』を読み終わったので、今日は感想を書こうと思っていたのですが、なんだか一日、偏頭痛が続いたので、ちょっと軽めのエントリーを。

今日は仕事で東証1部上場企業のWebサイトを200くらい、ざっと眺めてみましたが、ちょっと唖然としました。あらためて200社くらい通してみると、えっ、世の中、まだ、こんな状態なの?と思い、びっくりでした。

それこそ、Webマーケティングとかいう遥か以前の問題だと思える企業サイトが山ほどあったんです。感覚的ですが数値化すると全体の約8割はたぶんWebマーケティング以前の問題で、基本的な情報設計もできていないし、まともにコミュニケーションしようという姿勢もないし、運用体制がつくれていないからだと考えられますが、おそらく各部門が勝手に更新してるせいでトーン&マナーもどこかに消えていてユーザビリティはガタガタな状態。
いやいや、そういうプロっぽい視点じゃなくて、もっと素人的な目で見ても、えっ、この会社、大丈夫?って思えてしまう感じなサイトが結構あるんです。
それでも、8割のうち6割くらいはギリギリWebサイトとしての体裁はたもってましたが、残りの2割くらいは本当に目も当てられない有様。今どき、こんなの素人でもつくらないでしょって思えるデザインにお目にかかれました。

もちろん、全体の2割くらいは至極まともでした。世の中の話題になっているのは結局、そのあたりのサイトで、ほかはぜんぜんまだまだみたいです。全体の2割が8割のいいところを占めるって意味で、ここでもパレートの法則がなりたつんでしょうか。
対象にしていたのが東証1部上場企業のみだったので、ざっと200社ほど見た印象は「これで日本経済って大丈夫?」と思えるものでした。

普段、普通の人のブログとか読んでると、ずいぶん、Webに関するリテラシーも浸透してきたのかななんて気になっていましたし、直接接しているお客さんに関しては、さすがにそんなにひどくはないので勘違いしていたみたいですが、まだまだ、企業サイトなんて「マーケティング」なんて言葉はおこがましくて出せない状況なんだとあらためて感じました。
前に「企業のWebマスターのための「せめてこれだけは使っておこう」」だったり、「Web2.0的でない企業にはWeb2.0サービスはできない」だったりというエントリーを書きましたが、世の中の大部分は、まだ、きちんと情報設計を行い、Web標準に準拠した実装を行ったWebサイトで、自社のことをユーザーにわかってもらえるようなコンテンツを用意することさえ、ままならないのが実情のようです。

このブログでは企業もブログでのコミュニケーションを行うことを推奨してきましたが、ブログ以前にまず情報のプラットフォームとなる自社サイトをどうにかしなければ、せっかくブログでうまくコミュニケーションしたところで、それはブログを書いている従業員単位の信頼が得られるだけで、企業全体の信頼にまではつながらないでしょう
投資家向けのIR情報にしても、なんだこれ?と思えるもので、とても常識的な発想で個人投資家の理解を得ようなんて態度には見えませんし、あれじゃあ、採用希望者も集まらないのではと思えるくらい、どんな会社かまるで伝わってこない、貧相なコンテンツしかないサイトがほとんどでした。

僕的にはかなり唖然としたのですが、ほんと、こんなんで大丈夫なんでしょうか?
まぁ、どれだけひどいかは自分の目で確かめてみてください。
特に1部上場でも、あんまり名前が表立って出てこない業界などは本当に凄い有様ですから。

posted by HIROKI tanahashi at 23:51| Comment(5) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

Amazon インスタントストア

いつの間にかAmazonで、自分のショップが作れる「インスタントストア」サービスがはじまっていたんですね。
AmazonのアフィリエイトIDをお持ちの方なら、ほんの数分の設定ですぐに自分のお店を作れちゃいます。

さっそく試しにつくってみました。

Book's DESIGN IT! w/LOVEhttp://astore.amazon.co.jp/desiitwlove-22



自由に商品の選択ができるのは、最初の1ページ目の9商品だけというのは、ちょっとなぁと思うのですが、何より簡単につくれて、変更も簡単というのはいいですね。
ブログ内で一冊ずつ紹介するのとは違う意味で、一覧化、アーカイブ化もできて、訪れる方にとっても、あっ、この本、前に紹介されていたものだなと思い出したりすることもあるんじゃないでしょうか?

Amazonアフィリエイトをご利用の方はぜひ試してみてはいかがでしょう。
タグ:Amazon
posted by HIROKI tanahashi at 19:23| Comment(2) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

僕的には楽天って結構2.0だったと思うんですよ

トラックバックをいただいたので、ちょっと感想をば。

楽天も馴染まないなら、「Web2.0」について語ったり、「楽天2.0」という単語を使わんかったらええのに。
Web2.0をサービスとして事業展開している企業よりも、既存のビジネスモデルで事業展開を行っている企業のほうがビジネスとしては成功している企業が多いし、楽天もそうやのに。

確かに僕も楽天に「Web2.0」とか「楽天2.0」とかって言葉は馴染まないな〜って思いますw

でもね。実は僕的には楽天って結構2.0だったと思うんですよ。正確には「だった」かな?
Shoulder.jpさんも書いてる「出店者向けにはWebサービスやってる」っていうのは、実は案外2.0的なんじゃないかって思います。
最後のほうにB2Dモデルの成立条件として引用されている「B2Dのメリットを理解し、永続的にWebサービスAPIを提供できる文化がある」という部分も楽天にはちゃんとあったはずだし、今でも完全になくなりきっているわけではない気がします。ただ、それが以下に書く理由で表現ができない。そういうことかな?という気がするんです。

なので、僕としては、楽天の問題って、2.0かどうかってことでも、「B2Dのメリットを理解」していないことでもないと思います。
単に利用料金が競合他社とくらべて高く、かつ、かつてのように高くても利用するメリットが失われてきており、さらに先日ニュースにもなった事故のようにシステム面でのほころびが出始めている(なので、これが要因となって「B2Dのメリットを理解」していないように見えてしまう)。
それは2.0云々を抜きにして、普通に事業をする上での弱さが露呈してきている(ように見える)ってことなんじゃないのかなと思います。
ようは企業として、いまの市場環境にあった適切な価格体系への見直しやサービス面の向上がおろそかになっている、そういう別にネット企業に限ったことではない当たり前のことが問題なんじゃないでしょうか?
そんな風に思ったりします。

もちろん、世間がこれだけ「2.0」とか騒いじゃうと、本当はいままでも2.0的だったんだけど、あまりにそれが古くから2.0的だったので、世間のイメージを変えるためにも「楽天2.0」とか言わなきゃいけないんでしょうけど。
でも、その場合、「楽天2.0」は「Web2.0」2.0なんですよ、きっと。
ただ、「Web2.0」の2.0ってかなり胡散臭いので、結局、「楽天2.0」という言葉もかなり胡散臭くなってしまうんでしょうね(きっと本当はシステム改修します!って言いたかったんでしょうね、それが実行できるなら)。


タグ:Web2.0
posted by HIROKI tanahashi at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

はてな+Google

はてながはてな検索のエンジンをこれまでのYahoo!からGoogleに変更したそうです。

株式会社はてな(代表取締役:近藤淳也/東京都渋谷区)は、Google Inc.(CEO兼会長:Eric Schmidt、本社:米カリフォルニア州) と提携し、8月15日よりはてなの提供する検索サービス「はてな検索」にGoogleの検索エンジンを導入、はてな検索の大幅な機能強化を実現しました。

いいなと思ったのはGoogle検索の結果に、はてなブックマークとの連携によるブックマーク数が表示されているとこ。

ほら、こんな感じ。

はてな検索

リストからクリックするページを選ぶ際の目安になりますよね。

はてな検索http://search.hatena.ne.jp/

タグ:はてな google
posted by HIROKI tanahashi at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月08日

増えてきた「はてブする」ボタン

個人ブログではよく見かける、はてなブックマークやdel.icio.usへのブックマーク追加ボタン。
最近、こんなサイトでも見かけるようになりました。

ITmedia Biz.ID:http://www.itmedia.co.jp/bizid/
ITmedia Biz.ID

MarkeZine:http://markezine.jp/
MarkeZine

思いつかなかったけど、他にもあるのかな?

以前、メディアパブさんがDiggにニュースが掲載されるとアクセス数が伸びることの対策としてDiggへの投票ボタンをいろんなサイトがつけていることを報告してくれていて、それに対して僕も「じゃあ、日本でもはてブ対策ってありなんじゃないの?」なんてエントリーを書きましたが、実際、そうなってきましたね。
はてなブックマークとかの認知度も高くなってきたってことでしょうか。

ちなみに、はてブの影響力を分析したブログ記事にはこんなものがあります。
参考に。

チミンモラスイ? : はてなブックマークの影響とか[分析編]
http://mapz.exblog.jp/2986437/

キャズムを超えろ!:はてなブックマーク人気エントリー1位の直接的影響力は4〜5千PVしかない
http://d.hatena.ne.jp/wa-ren/20060602/p2

『ちよろず。』:はてなブックマークのトップに載ると、どれくらいのアクセスが来るかを晒してみる
http://d.hatena.ne.jp/chiyorozu/20060531/p1

DESIGN IT! w/LOVE:企業のWebマスターのための「せめこれ2」
http://gitanez.seesaa.net/article/19077478.html

 
タグ:はてブ
posted by HIROKI tanahashi at 17:22| Comment(4) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月06日

Web2.0:進化などしなくても評価は変わる

なんかごっちゃになってないだろうか? ちょっとそんな風に思うわけです。

だからWeb2.0になってユーザーの力が強まったとか「総表現社会」が来たとかいうのは、錯覚である。むしろ母集団が増えるほど、大部分のユーザーは受動的になり、マスメディアに近づくのだ。

母集団が増えれば大部分のユーザーは受動的になるという傾向があるというのは、経験知的にもそうだという気がするし、COULDのヤスヒサさんが紹介してくれている1%ルールなんてデータもあったりします。

増えた母集団の定義

しかし、増えた母集団というのを、そもそもどう定義するのかで見え方(導き出される結論)は換わってくるのではないかと感じます。
例えば、単にインターネットユーザーをいう括りを母集団として定義するなら、上記の言葉は成り立ちます。でも、増えた母集団をブログやSNSで発言している人の数、しかも、単なる消費者ではなく、ビジネスブログを書いている経営者や従業員も含めたらどうなんでしょう?
それは果たして明らかに数を限定できるマスメディアに近づくと言えるのか?
「総表現社会」というのは誇張でも、表現者(発言者)の母集団が増えていて、かつ、そのことで受動的なユーザーの選択肢も増えているのは、本当にマスメディアに近づくことなんでしょうか?

「ウェブの「先史時代」を知ることは、今後の進化を予測する上でも重要だ」と僕も思うし、「インターネットは、変わっているようで変わっていないのである」というのも納得はできます。
しかし、「総表現社会」だとか、「Web2.0とはCGM(消費者生成メディア)のことである」だとかの錯覚自体が以前には存在しなかった変化であるということが忘れられている気がします。
総務省の調査によれば、ブログやSNSの登録者数はそれぞれ800万、700万を超えているという数値があるわけです。
この数値をきちんと把握している人は多くないにしても、その数の多さを感覚的に感じている人は多くなっていますし、その数が増えていることの影響を実際に自分でブログやSNSをやっていて肌で感じ取っている人は少なくはないと思うのです。
そして、それがマスメディアから得られる情報を受けるときとは違う感覚のものであるということも。
「Web2.0:進化などしなくても評価は変わる」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

個人間の会話と信頼の確立はWeb2.0によるビジネスの変化をもたらすのか?

ちょっと考えた。
他人を動かすということ」と「他者に対する想像力(ブログを書く上での責任)」の2つのエントリーの共通項について。

両方とも他人(他者)に対してどういう配慮を行うか、そして、それが自分の行動(仕事、言論)にとってどのような関係性を持ち、行動する上でどんなことを考慮し、それが自分の行動上の責任にどう影響してくるかという点について書いているエントリーです。

ブログによる会話

ブログは明らかに個人の人柄、考え方をいかに本人が誠実に、そして、情熱をもって語るかによって、読んだ人の反応が変わってくるツールです。
そして、それはあとで書評を書こうと思っている『ブログスフィア』でも何度も語られているように、他者との会話を物理的/時間的制限を越えて実現してくれることを可能にするツールです。
それは普段の知人や会社の同僚、家族といった面と向かってできる会話とも違うし、マスメディアから流れるキレイに加工されたメッセージとも違うものです。
とはいえ、どちらに近いかといえば、おそらく前者に近い。
それはネットワーク理論でいわれるところの「弱いつながり」の間で繰り広げられる、ひとりの人間同士の会話を可能にするツールです。
それで家族や友人のようには完全に仲良くなり、信頼しきることはできないまでも、ある程度の親しみや信頼感を書き手と読み手の間に芽生えさせてくれるには十分なツールだと思っています。

Web制作やシステム開発の現場での会話

一方、仕事上の人と人とのつながりでも同じようなところがあるのではないかと思うのです。
特にWeb制作やシステム開発のように、異なるスキルをもった個々人が力をあわせて行うような仕事においては、それがたとえ家族や友人同士のそれには及ばないまでも、やはり、いっしょに1つのプロジェクトを推進する上での互いの信頼感、親しみは絶対に必要になってくるものですし、お互いに相手の仕事に配慮するようなやさしさも必要になってきます。
当然、そうした関係をつくるのは、契約うんぬんのレベル、会社同士の関係うんぬんといったこととはまた違う個人間の会話がなくては成り立たないと思うのです。
私も昨日まで4ヶ月間、名古屋で仕事をしてきた中で、男女それぞれ1人ずつ、仕事上の関係ということを抜いても信頼や親しみを感じられる人に出会うことができたと感じています。
会話のできた期間はそれぞれ異なっても、やはり、その2人とは普通の人間同士の会話ができたからだと思うのです。
プロジェクトそのものは決してお世辞にもうまくいったといえないものでしたが、その2人に出会えたことは今回得られたものの中でも自分にとってはとても大きいものでした。


「個人間の会話と信頼の確立はWeb2.0によるビジネスの変化をもたらすのか?」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月29日

[memo]遊びの要素

エキサイトネームカードにlast.fmのコンポーネントが気づいたら加わってたので、いい機会だと思ってlast.fmも使ってみた
ちょっと前にmixiミュージックもはじめてたので、これでmixiとlast.fmに聴いてる音楽の情報が垂れ流し状態。

そんなこととうちの会社のこんなコラムを
今回、弊社はWeb Rubatoと名づけたCMSソリューションをリリースさせていただきました。Rubatoとは音楽用語で、その意味としては「楽譜上の音、指示は変えることなく、テンポを柔軟に変えて表現を行う」ことです。

読んでたら、なんかシンクロ現象が起きて「あれ、企業のWebサイトにももうちょっと遊びの要素もあっていいよね」って思った。
ほんとにふと思っただけなので、特に具体的なイメージがあるわけではない。
でも、遊びの要素っていっても、単にFLASHできれいな動画がつくってあるとか、そういうのとはちょっと違う(だって、それって外部の業者が作ってるだけでその企業の匂いとかしないじゃん)。
もうちょっと人の匂いがするもの。
しかも、その企業で働いている人の遊び感覚とか、外部の人とのかかわりで生まれた遊びの匂いがするもの。

だけど、ブログとかじゃないんだよね。
テキスト情報じゃないっていうか。
それこそやっぱり音楽とか、食べ物とか、動物とか。
何イメージしてるのか、よくわからんけど、なんかそういうテキスト以外の情報で、かつ、その企業の人の匂いや遊び感覚みたいなものが伝わってくるもの。
あるいは、直接的か間接的かは別として、なんかいっしょに遊んでる感覚にひたれるようなそういうもの。

なんかこのヘン、探るのアリだな。

 
posted by HIROKI tanahashi at 01:50| Comment(0) | TrackBack(1) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月24日

書かなきゃはじまらない

昨日、発見したWeb人さんのブログがなかなかおもしろい。
最新の記事もなかなか興味をそそるものだったので、さっそくトラックバック。

Mixiをやっていて思うのだが、
共通の趣味・思想をもった人たちがコミュニティーを立ち上げ、
輪を形成しているが、実はそのコミュニティのほとんどが内容が薄い気がする。

はい。僕もそう感じています。
それが事実かどうかは、完全に確かめられたわけではないけれど。

先日、DESIGN IT w/LOVE for communityを立ち上げたのも、それに対するちょっとした挑戦の意味もありました。
でも、まだ、期待した結果は出ているとはいえません。
まぁ、立ち上げて1週間ちょっとなので、結果を急いても仕方ありませんが。

「書かなきゃはじまらない」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 22:18| Comment(9) | TrackBack(1) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月22日

企業とそのWebコミュニケーションに対する無自覚な批判

最近、「クリエイティブと著作権」や「不祥事の際の企業の対応にあらわれる企業の基本姿勢」で書いたことだったり、「NTTドコモのmixiコミュニティ10日で閉鎖したんだって(あるいは「せめこれ4」)」という事例だったりと、Webを使った企業のコミュニケーションの悪い面が、僕の目に映っているわけで、あらためて企業とWebコミュニケーションの関係について、もうすこし踏み込んで考えなきゃいけないなと思っています。

企業の不手際を無自覚に批判してもはじまらない

というのも、企業がそうした不手際を起こすことの理由の明確化やどうすればそれを改善できるのかということを明示できるようにすることは、僕の仕事にとっても重要なことだと思うのが1つと、もう1つ、こうした企業の不手際が表沙汰になった際の、ブロガーなどの反応にも首をひねる部分があるからです。

不手際を起こした企業に対し、その企業の不手際を批判したり、多くの企業にWeb2.0的なコミュニケーションは向いていないということは簡単です。
他人の失敗を笑えばいいだけですから。
でも、それだけでは言葉も行動も足りないって感じています。

総務省による調査によれば、現在、日本には、ブログを書いている人も、mixiやってる人も、それぞれ何百万人もいることになっています(総務省の調査は登録者数を調べたものなので、そのうち、どれだけアクティブユーザーがいるか知りませんけど)。
そのうち、結構多い割合で、どこかしらの企業なりで働いているユーザーが含まれているはずだと思います。
あるいは、いまはまだ学生だとしても将来的には、企業なり、どこかしらの組織に身をおいて働く人も含めれば結構な割合を占めるのではないかと思います。

だとすれば、企業のWebコミュニケーション批判って、ある意味、自己批判であってしかるべきではないかと思うわけです。
個人ではブログやSNSでコミュニケーションしてるのに、企業のWebではそれをやらないこと、あるいは自分でやらないまでもその利点や危険性を会社に伝えないことって、企業人としてどうかという批判もあってしかるべきかな、と。

しっかりしたリスク管理も考えずに、先走って不手際を明るみに出してしまった企業を笑うのは簡単ですけど、あなたの働く企業はどうなのか、と。
ちゃんとしたリスク管理もしたうえでWebコミュニケーションができているのか? あるいは、そもそも、外部を満足させるようなWebコミュニケーションができているか、まだ、できていないなら、それを考えているのか?
そうした自社の問題に対して、何の考えも行動も起こしていないなら、なぜ外部の不手際を無自覚に笑えるのでしょうか?

「企業とそのWebコミュニケーションに対する無自覚な批判」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NTTドコモのmixiコミュニティ10日で閉鎖したんだって(あるいは「せめこれ4」)

あ〜あ、言わんこっちゃない。
だから、ちゃんと情報生産〜発信のマネジメントができる企業になりなさいっていってるのに。

NTTドコモは2006年6月12日深夜、大手SNSのミクシィ(mixi)で「プッシュトークです、どーぞっ!」というタイトルのコミュニティー(コミュ)を開設した。新サービス「プッシュトーク」について理解してもらうのが目的だ。この「コミュ」は、ミクシィが広告プログラムとして提供している「公認コミュニティ」として開設された。だが、わずか10日後の6月23日に、閉鎖に追い込まれてしまった。

無い袖は振れない」や「わかりやすさについて」、「Web2.0的でない企業にはWeb2.0サービスはできない」などのエントリーで再三にわたり、書いてますが、やっぱりこれまでマーケティング・コミュニケーションを外部にまかせっきりだった企業にとって、いわゆるWeb2.0的サービスを利用したマーケティング施策やコミュニケーション活動ってむずかしいようですね。

だって、いまのWebの世界のスピード感についていこうとしたら、やっぱり外部の企業に委託して、即断即決で双方向のコミュニケーションを行っていくことなんて、よっぽどじゃないとできないと思うから。
ほとんど予測できないほど、多種多様な問いかけを行ってくるユーザーに対して、きちんとひとつひとつコメントしようと思えば、自社でそれなりにWebコミュニケーションができる人が揃った企業でさえも、企業としての一貫性を保ちつつ即座に返信することはむずかしいくらいですから、それを外部に委託して、外部がいちいちどのような対応をすべきか確認するみたいなプロセス踏んでたら、とてもじゃないけど、スムーズなコミュニケーションなんて望めません。
「NTTドコモのmixiコミュニティ10日で閉鎖したんだって(あるいは「せめこれ4」)」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 00:25| Comment(0) | TrackBack(2) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月19日

SBMやRSSリーダーからのアクセスを増やす

そうそう。確かにそのとおりです。

しかし、『ソーシャルブックマーク経由』のアクセスアップというのは新しい。しかも、日本で一番ユーザー数を誇る、はてなブックマーク経由(通称はてブ)のアクセス数は馬鹿にできないレベルである。

先日ブログに追加したエキサイトネームカードのアクセスログ解析の結果によれば、当ブログのリンク元ランキング(7月13日〜7月18日)も次のようになってます。
順位リンク元URLアクセス数
1位b.hatena.ne.jp366
2位www.google.co.jp288
3位reader.livedoor.com184
4位r.hatena.ne.jp146
5位search.yahoo.co.jp115
6位www.google.com114
7位mixi.jp101
8位d.hatena.ne.jp89
9位www.bloglines.com79
10位feedpath.jp62

1位がはてブなのは上記の引用どおりですが、3位のlivedoorリーダー、4位のはてなRSS、9位のBloglines、10位のfeedpathとRSSリーダーが占めていたり、8位にもはてなダイアリーが入ってたりと、GoogleやYahoo!に混じって、Web2.0系のサイトからのアクセスがランキング上位を占めています。
(ちなみにRSS登録数は、livedoor、Bloglines、feedpath、はてなRSSの順なので、はてなRSSなんかは登録数の割にはアクセスが多くて、このあたりは、はてブの影響-○○usersが表示される-があるんだろうなと思います)

他のブログでもある程度、継続されていて、そこそこのアクセスがあるものは似たような感じだったりするんではないでしょうか?
肝心なことは、ソーシャルブックマークにしても、RSSリーダーにしても、やっぱり適切な頻度で更新されているということがアクセス数の増加につながるということだと思います。
そういうことがあるからこそ、「無い袖は振れない」で書いたような情報コンテンツの継続的な生産〜発信をプロセス化することが大事なわけです。

Webマーケティングって結局、そういうことですよ。
コミュニケーションを続けることで、信頼を築き、信用を得ることです。

関連エントリー

posted by HIROKI tanahashi at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月17日

livedoorニュースの「関連ブログ」機能

いま、ブログのアクセスログを見ていたら、参照元にlivedoorニュースの「[豊橋女性遺体]車に元妻の母を、殺人容疑で教諭逮捕」といった記事を見つけました。

えっ、なんで?って思ったら、答えはこんなことでした。


http://sf.livedoor.com/search?q=%B0%E4%C2%CE&sf=update_date&start=50

「Web2.0を儲かるか?」という疑問への批判と、それを批判することへの批判」のエントリーに含まれる「遺体」というキーワードで引っかかって、ある時点で先のニュースの「関連Blog」扱いされていたんでしょうね。

僕の記事の場合、間違いでしたけど、この「関連Blog」って扱い方ってなかなかいい感じですよね。
livedoorリーダーあたりで集めたデータを下に、キーワードマッチングを行っているのかもしれませんが、リーダーとニュースという異なるWebサービスのデータをこのような形で結びつけ、情報の活用の幅を広げるというのは、シンプルですが有効な手段かな、と。
華やかさや話題性ばかりを追いかけるのではなく、こういうシンプルながら価値のある情報デザイン・センスは見習いたいし、忘れないようにしたいですよね。
posted by HIROKI tanahashi at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「Web2.0を儲かるか?」という疑問への批判と、それを批判することへの批判

Web2.0を儲かるか?という疑問を目にするたび、私はいつも疑念を抱きます。

その理由の1つは、その問いは「自動車産業は儲かるのか?」「医療作業は儲かるのか?」「LOHASは儲かるのか?」といった質問同様、その答えはその産業に関わる各企業の努力次第によるところが大きく、作業全体がお金を生み出し成立するかも各企業の努力の総体によるものであろうからです。
つまり、「儲かるのか?」と暢気なことをいっているヒマがあれば、具体的に利益を生み出す方法を考案し、実現することに努力すればよいのではないかというのが1点。

それから、別の理由として、別に必ずしも儲けることばかり考えなくてもいいのでは?と思うからです。
Web業界で産業に直接関わる人たちにとっては、もちろん、儲けることは仕事の一部だといえますから、儲ける方法を考えることは必要でしょう。
しかし、それでもすべてを儲けに還元して考える必要はやっぱりないと思います。

「文化よりも金」

先の「人体 失敗の進化史/遠藤秀紀」で紹介した『人体 失敗の進化史』で著者は、獣医学のおかれた厳しい現状を次のように語っています。

しかし、残念なことに、いま動物学の世界では、遺体を集めて知識を増やしていくような時間のかかる研究はなかなか進められなくなっている。皆さんもお気づきと思うが、たくさんの遺体を集め、身体の歴史を解き明かそうという試みは、新製品を開発したり、大きな商品マーケットを作り出したりするような、スピードの速い実学とはかなり異なるものだ。
遠藤秀紀『人体 失敗の進化史』

獣医学のように直接には商売への結びつきを想像しにくい分野は、ヒトゲノムなどの遺伝子生物学などの商売につながりやすく思える分野に比べて、大学や研究所においても冷遇されている現状があるといいます。
「文化よりも金」という雰囲気が、現在のアカデミックな世界でははびこっているようで、まだ記憶に新しい韓国のヒトES細胞のような騒ぎのように、ウソまでついて名声や注目を集めようとする(そこまでいかないにしても)雰囲気があるそうです。

はっきり言って、「文化よりも金」という政策は、将来的な利益を考えることもなく目先の売り上げを稼ぐために安売りや非効率なプロモーションに走る企業の杜撰なマーケティングを想像させます。
そうです。それは目先の、短期的な利益だけを追っかけ、中長期的な利益を求める姿勢を廃棄するものだと思います。
時間をかけて生み出した文化が、結局、金になるのは、フランスなどの国を挙げての文化政策や、企業のブランド構築をみてもわかるはずです。
そうして時間をかけて構築した文化は結局、目先の利益を求めて実施した杜撰なマーケティング施策より多くの利益を生み出すことは多いのではないでしょうか?
また、文化と書きましたが、それこそ、「企業の基本設計」で論じたように企業文化は企業を支える基本設計として、短期的な施策をも効率化し、無駄なコストを極力抑えるようにも働くでしょう。

「「Web2.0を儲かるか?」という疑問への批判と、それを批判することへの批判」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 00:24| Comment(6) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

オープンなSNS、エキサイトネームカード

エキサイトネームカード、はじめました。

そんなエキサイトが手掛けることになった「オープンなSNS」の仕組みをつくる基盤となっているのは、「エキサイトネームカード」という新サービスである。ネット上の名刺だ。自己紹介情報をあれこれ掲載し、「エキサイト」からネット上に公開するのである。

実はちょっと前からmixiなどのSNSって、出会い系に近くて、有益なソーシャル・ネットワークの形成には向いていないのではという疑問がありました。
個人的には広くインターネット全体に開かれていて、誰でも見れて、かつ検索エンジン経由で誰でも訪れる可能性をもったブログのほうが、必要に応じた適切な人の訪問が得られ、有益なソーシャル・ネットワークの形成には向いているんじゃないのと思っていました。
ネットワーク科学でいうところの"スモールワールド・ネットワーク"を実現するのに必要な"弱いつながり"を生み出しやすいのもやっぱりオープンな環境ではないかと思うわけです。

そんなこともあり、ブログとSNSをうまく融合させていて、既存のSNSみたいに閉じていることでネットワークを発生させるというより、オープンであることによって真に有益なネットワークの形成ができるようなサービスってないかなって思ってました。

「オープンなSNS、エキサイトネームカード」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 13:13| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする