セグメンテーションとターゲティング:誰が認知するのか?

毎度のことですが、整理しきれていないエントリーは、読んでくださる方に誤解をもたせてしまうようですね。 とはいえ、今回のセグメンテーション・ターゲティングについての解釈はどうも納得できませんでした。150という数値との「相関」も「因果関係」もからっきしないように思います ネットワーク社会で必要な認知のツール、認知のための思考法へのsimfarmさんのコメントとはいえ、150の法則と並べて書いていますが、150の法則とセグメンテーション・ターゲティングの間に相関関係があるとも、因果関係があるとも書いていません。 150の法則から、セグメンテーション・ターゲティングの話につなげたのは、あくまで150名以上を相手にしなければ商売の成り立たない企業のマーケティングにおいては、認知のツールのために、セグメンテーション・ターゲティングのような拡張ツールを用いなければ、適切な顧客理解もおぼつかないということを示すためでした。 図にすると、こんな感じでしょうか? 目や耳といったデフォルトでヒトに搭載されているツールだけだと、150の法則が成り立ってしまう。 それをもうすこし拡張できるツールとして、拡張センサという括りにした様々なツールがあるわけで、従来のマスマーケティングなどもこうしたツールがあるおかげで成り立っていたのだと思います。

続きを読む

ネットワーク社会で必要な認知のツール、認知のための思考法

現在のようにこれだけネットワークが発達し、自分が関わる範囲が広がってくると、自分の感覚でとらえらえる範囲で物事をとらえようとした際にいろいろな齟齬が出てくるのではないかと思っています。 つまり、世界の広さや、たった一言の影響範囲の大きさは、すでに大きく私たちの感覚をはるかに超えてしまっているのではないかと思うのです。 150の法則マルコム・グラッドウェルの『なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則』によれば、150の法則というのがあって、一人の人間が顔と名前を一致させて覚えられるのはせいぜい150人程度だそうで、これを超えた集団は何かとうまくいかなくなるそうです。 これがどうやら人間の脳の記憶の限界であるようで、その観点からいえば、私たちが何のツールも使わずに、感覚的に想像できる集団の数も150くらいなのではないかと思います。 例えば、従業員数150名以内の企業であれば、ある程度、優れた経営者なら特別なツールなどなくても、自分の脳と身体とコミュニケーション力を使った努力で、なんとかきりもりできるのでしょう。 しかし、その数を超えると、途端に問題が生じ始める。それをなんとかするには企業をそれぞれが150名以内におさまるよう部門を分割するか、適切なツールを用いて、150名以上の従業員をなんとか150名ずつに管理できるような方法を導入しなくてはならないのでしょう。 そして、仮に150名ずつに分割した場合でも、全体でその数を超えるのであればやっぱり部門間の調整が必要となり、今…

続きを読む

ブログ効果測定:データの解析はまず仮説ありき

『ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する』(スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー)を読み始めました。 まだ、読み始めたばかりなので書評は後日にまわすとして、最初のほうにでてくるこんな言葉に「ごもっとも」と思ったので、そこから派生した考えをまとめておきます。 何をどうやって計るべきかを知っていれば混み入った世界もずっとわかりやすくなる。データの正しい見方を知れば、解けそうになかった難題が解決できるようになる。折り重なった混乱と矛盾を拭い去るには数字の力を駆使するのが一番だからだ。 スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー『ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する』「データの正しい見方」という点で、あえて補足するなら、何を計るべきかは最初にそれを計ることで何がわかると思うかの仮設をもっておくとよいということです。 それがないと計ることばかり一生懸命になりすぎて、混み入った世界をわかりやすくするという本来の目的を見失いがちなのは、仕事でアクセスログ解析の手伝いをしているとよくありがちなことです。

続きを読む

「Amazon e託販売サービス」にみる新しいマーケティング発想

ちょっと反応が遅くなったが、Amazonが先日はじめたe託販売サービスについて、ちょっと考えてみます。 Amazon e託販売サービスまず、Amazonのサイトに掲載されているサービスの説明を見てみましょう。 Amazon e託販売サービス:http://advantage.amazon.co.jp/gp/vendor/public/join/249-4732286-5378750 出版社・メーカー様が販売権を有している商品をアマゾン配送センターに委託在庫。Amazon.co.jp上で通常24時間以内発送可能との表示にし、カスタマーへの商品販売、配送及びサポートを提供するサービスです。 Amazon e託販売サービス一般的な企業がもつ以下の主要な機能-製造、販売、流通-のうち、販売と流通(+課金)を受託しましょうってサービスのようです。 メリットとしては ・「通常24時間以内発送」による販売拡大 ・委託商品数の上限なし(在庫数はAmazon.co.jp需要予測により設定) ・月末締め翌々月末日指定銀行口座への振込み ・e託セントラルにて24時間オンラインで「販売&在庫レポート」が確認可能 Amazon e託販売サービスといったことがうたわれています。 確かに、Amazonの「通常24時間以内発送」は魅力だし、SEOにも強いAmazonのサイトで販売されるとすれば、ロングテール的販売効果は得られる可能性は高そうですね。 上記の説明だけだと、アフィリエイトに対…

続きを読む

企業のWebマスターのための「せめこれ2」

おとといの夜に書いた「企業のWebマスターのための「せめてこれだけは使っておこう」」は、予想外の皆さんにはてなブックマークやdel.icio.usにブックマークしていただき、びっくりしています。 たくさんの方に読んでいていただき、そして、そのことでいろいろ学ぶことができたので、感謝しています。 あのエントリーでは書ききれなかった部分もありましたし、皆さんにブックマークしていただいたことで、このブログのアクセス数などにどれだけ影響があったかもお伝えしておくのもいいかと思ったので、企業のWebマスターのための「せめこれ2」と題して、すこしまとめてみようと思います。 「せめこれ」を書いた理由自分が仕事でおつきあいをさせていただいているお客様でも、ああいう形で困っているWebマスター、Web担当者さんが多いのですが、でも、困ってるだけで自分で勉強しようとしない、あるいは、勉強の方向が技術よりの話(SEOだとか、Web標準だとか)になってしまいがちだなと思って書いたエントリーでした。 あそこに挙げたツールなどがすべてではないと思っています。やり方は他にはたくさんあると思っています。そうした情報は他のブロガーの皆さんもたくさん紹介してくれています。 ですので、やり方までは強制しようとは思いません。 使える情報なんて山ほどあるのです。 だからこそ大切なのは、あなた自身がまず体験してみて、他人の情報を頭で知ることではなく、あなた自身の行動によって身体で理解できるようになることだと思っています…

続きを読む

企業のWebマスターのための「せめてこれだけは使っておこう」

Webマスターの悩み会社からは「いまの時代、Webが重要だ」と言われ、Webマスターに任命されてはみたものの、まわりの人間や上司はぜんぜんWebについてのリテラシーは高くなく、かくいう自分も人のことは言えず、SEOやブログって言葉くらいは知ってるものの、流行のWeb2.0もなんだかよくわからないし、一体、これから何をどうしていけばいいんだろう? きっと、そんな悩みを多く抱えるWebマスターの方って結構多いんじゃないかと思う今日この頃。 とりあえず、自社のWebサイトをどうにかしようと、業者に頼んでみたものの、彼らが使う言葉はいまいち理解しきれなくて、それこそユーザビリティだとかアクセシビリティだとか、グローバルナビゲーションだとか適切なマークアップだとか、ターゲットブラウザはどうだとかこうだとか、まぁ、それが何を指しているかは理解できるし、それらをちゃんとしないってことはわかるけど、でも、じゃあ、どういう状態が好ましい状態で、どうすればそういう好ましい状態にできるのかは、彼らの話を聞いてもさっぱりわからない。 そんな不満を抱えていらっしゃったりするのが、多くの企業のWebマスターの方だったりするんじゃないでしょうか? わかります。わかります。 でも、そんなことは別にWebマスターのあなたが考えなくてもいいんです。 業者に「具体的に提案してください」と言えばいいんです。 それが業者の仕事なんですから。 Webマスターがすべきことあなたがすべきことは、Webサイトの…

続きを読む

口コミマーケティング「CyberBuzz」6月中旬から

やっぱり出てきましたか、こういうサービス。 CyberBuzzは、著名人や月間30万PV以上の人気を誇るなど、厳選された人気ブロガーである会員に企業の新商品や新サービスを実際に使用、体験してもらい、インフルエンサーとして率直な感想を自身のブログ上で紹介するというもの。 口コミマーケティング「CyberBuzz」6月中旬から開始--人気ブロガーの組織化狙う - CNET Japanいまのブロガーの影響度を考えると、こういうサービスが出てきてもいい頃だとは思ってました。 でも、「月間30万PV以上」って結構、敷居高くない? そうでもないんだろうか? そのくらいの数字にはラクに達している著名ブログはそれこそあるんだろうけど、その数ってどのくらいあるんだろう? というのも、結構、中堅どころの企業サイトでもそれだけのPVがないところはたくさんあるんですよ。 そう考えるとちょっと数値設定ははてな?です。 すくなくとも、このブログはまだまだそんな数字には足りてません。 サービス開始時に200名程度を独自に組織化し、人気ブロガー限定での会員登録、完全招待制として、2007年9月には5000名と国内最大級規模の人気ブロガー組織化を目指す。 口コミマーケティング「CyberBuzz」6月中旬から開始--人気ブロガーの組織化狙う - CNET Japanってあるけど、「月間30万PV以上」のブログって、200くらいはあるんだろうか? そして、来年9月にはその数は5000に達してるのだろうか…

続きを読む

Web2.0で変わるマーケティングと情報社会(前編)

僕自身、記事(「Web2.0以降、オンラインマーケティングはどう変わるのか?」)を書かせていただいたMarkeZineに「第1回 現場プログラマが見る、Web2.0」という記事が上がってました。 Web2.0というか、現在のWebベースのシステム開発の現場感が伝わるおもしろい内容だったので、読んでみてはいかがかと思います。 その中でのこんなやりとりがちょっと僕の目にとまりました。 編集部 Web2.0を礼讃する人たちが沢山いるけれど、それを「どうなの?」って思っているのが、実際にシステムやツールを作っているプログラマーさんだっていうのは、すごい重いことだと思うんですよ。 武田 そうですね、そうだと思います。実際にオンライン・マーケティングをやる人々にもっと気づいて欲しいです。あと、やっぱりデータってすごく貴重なものだと思うんです。で、今、ユーザーからそれを収集しようとする動きが強いじゃないですか。 オンラインマーケティングのMarkeZine:第1回 現場プログラマが見る、Web2.0:Page 3より まず、前半の「Web2.0を礼讃する人」「オンライン・マーケティングをやる人々」と「Web2.0への礼讃をどうなの?と思ってるプログラマー」っていう対比は、結構、重要なポイントかなと思います。 売上の要因を因数分解する僕自身、「Web2.0を礼讃する人」であり、かつ「オンライン・マーケティングをやる人々」の1人なわけですが、同時に僕自身が所属する会社はWeb制作を行う会社…

続きを読む

Web/ブログを使った企業理解の促進/企業ブランドの形成

去年の11月からはじめた、このブログももうすぐ7ヶ月になろうとしています。 はじめはなんとなく書いていたのですが、今年に入ってから、ちょっと真面目に更新するようになりました。 まぁ、いつも仕事で「Webはプル型のマーケティングツールですので、ユーザーに価値を感じてもらえる情報をきちんと継続的に提供し続けていれば、自然と効果はでるものですよ」といっているが、それはこのブログでもある程度、実証できていると感じています。 構築はDMAIC、運用はPDCA上の根拠としては、 情報の構造化、見栄え、振る舞いを、(X)HTML+CSS+JavaScript(Ajax含む)でそれぞれ適切に定義するWeb標準準拠を行う形でWebサイトを設計~実装すれば、各種ブラウザをはじめ検索ロボットなどにもreadableなサイトになる(ちなみに、この関連の話をまとめた会社の資料が、さっき見たらはてブの人気エントリーになってました)無理なSEO対策を行わなくとも、上記のWeb標準準拠が基盤にあり、かつ、RSSによる更新通知、ユーザーが価値を感じてくれる情報を可能な限り定期的に配信し続けるということを続ければ、SEOの効果もRSS登録ユーザーも増え、新規訪問者/リピート訪問者もともに継続的な形で増加させることができるさらに訪問ユーザーの行動分析をアクセスログ解析によって把握しながら、実行した施策の評価や見直しを行いつつ、競合サイトの動向なども随時チェックしながら、運用計画をコントロールすればユーザーとの距離を縮め…

続きを読む

オンラインマーケティングのための実践Webマガジン「MarkeZine」に記事を書きました。

本日、公開されました翔泳社のオンラインマーケティングのための実践WebマガジンMarkeZine(マーケジン)に、「Web2.0以降、オンラインマーケティングはどう変わるのか?」という記事の執筆を担当させていただきました。  極端なことをいえば、今後はコードが書けなければ、オンラインマーケティングに手を出せないような状況になるのではないかとさえ思えてくる。少なくとも個々のスタッフが自らの言葉で情報発信できることが要請されるのは時間の問題かもしれない。  これまで社内調整やアウトソース先の企業とのやりとりに費やしていた時間は、すべてスタッフ個々人が独立しての情報発信や外部とのコミュニケーションのために置き換えていかざるを得ないだろう。 Web2.0以降、オンラインマーケティングはどう変わるのか?:MarkeZine 今回の執筆は、当ブログでのgitanez名義ではなく、会社名義の本名で書いています。 とはいえ、内容的にはやはりおんなじ人間が書いているので、いつも、ここで書いているのとそう変わりはないかもしれません。 執筆自体は2ヶ月ほど前のことになりますが、あらためて自分で読み返すと、「責任逃れと失敗の奨励」とか「出る杭が打たれる企業文化」とかに共感していただいた方には、納得いただける部分もあるのかな、と。「変化するリテラシー#3(総編集者社会)」で書いた内容ともかぶる部分がありますね。 今回は他にも、特集として、米シアトルを拠点として広告・メディアビジネスのコンサルティングを…

続きを読む

Feedアクセス解析

PV(PageView)はアクセス数の単位だけど、Feedって別に定量化のための単位じゃないですよね w というどうでもいい指摘はさておき、下記のニーズはごもっとも。 次のニーズはここだな。Feedがいつどのくらい、どんな人に読まれているのかという「Feedアクセス解析」。これがちゃんとできるシステムがあったら、ブロガーとしては絶対使ってみたくなるよね、たぶん。 [R30]: PVではなくFeedがウェブの価値基準になる? まず、そのニーズをいかに実現するかを考えるにあたって、通常、アクセスログ解析ってどうやってるのかを整理しておく必要がある。 現在、アクセスログ解析の主要な手法としては以下の3つがある。 アクセスログ取得方式スクリプト利用方式パケットキャプチャリング方式1.は、WWWサーバに保存されたアクセスログファイルを解析する方法で、サーバー内(またはWebサーバーからFTPでログファイルを取得できるような別のサーバー)に専用のツールをインストールして分析を行う手法だ。主なツールとしては、エンタープライズ用の有料のものとしてSiteTracker、WebTrendsなどがあり、個人でも簡単に利用できるフリーのものとしてはAnalogやWebalizerがある。 2.はタグ型とかASP型とか呼ばれることもある方式で、文字通りASPサービスによって提供される。サイト内のページ毎にJavaスクリプトなどを書き込んでおくことで、ASPサービス側のサーバにデータを残せるようにするもの。主…

続きを読む

なるほど。MVCフレームワークのキモは疎結合なんですね

「MVCフレームワークにおける「企業」、ユーザーインターフェースモデルとしての「マーケティング」」に対して、yojikさんからこんなトラックバックをいただいた。 オールドタイプの自分には、語られていることとソフトウェア設計のパターンとしてのMVCとの関係性が全くわからない。 例えばMVCのキモであるVCとModel間の結合度を減らす点などが完全に抜け落ちている。 yojikのブログロ - メタファを利用される側はこんな気持ちなのかー。 僕の言葉が足りなかったようですね。 「MVCフレームワークの中のCに企業というしくみを当てはめた」という際に、思考実験として無理やり当てはめてみようと書けばよかったのかもしれない。 僕の論拠としては「本来的に関連性がある」ということではなく、「MVCフレームワークの良さを、企業あるいはビジネスモデルの中にも有効に利用することはできないか?」のほうでした。 yojikさんに指摘いただいた「疎結合」という視点の欠如に関しては確かにそのとおりだ。 で、あらためて「疎結合」という視点を持ち込むと、「サービス」「企業」「リソース」って関係が疎結合になると良い場合もあるんじゃない?って思った。 例えば、Googleの場合。 検索サービスに限れば、まさに「サービス」「企業」「リソース」が疎結合状態にあるといえるんじゃないだろうか?って思う。 まず「リソース」に関しては、検索対象のWebページそのものは外のリソースなので、それと企業としてのGo…

続きを読む

MVCフレームワークにおける「企業」、ユーザーインターフェースモデルとしての「マーケティング」

1つ前に思いつきで書いた「だめだ。法人化したけど」のエントリーだけど、その中で「会社だとかブログだとかがしくみっていう意味は、そのしくみをMVCフレームワークのControlにあたる部分として考えればいいんじゃないのかな?」とか「入力⇒処理⇒アウトプットをするインターフェイスとしての会社やブログ」なんてことを書いた。 で、この捉え方ってなかなかいいんじゃない?って思い、もうすこし整理するために図を描いてみた。 MVCフレームワークでみる企業というしくみまず1つはMVCフレームワークの中のCに企業というしくみを当てはめた図。 これはたぶん、s.hさんがWebアプリケーションの内部やTUI的コンピューティング・ツールも含めたWebの外部も含めて書いていた、 webアプリケーションの中で、(パフォーマンスを考えなければ)どこまでも細かく疎結合にしていけてしまう、つまり中に同じ構造ができてくる感じ?だと思うけど、俺は相似形はwebアプリケーションの外にもあるんじゃないかと思う。 s.h.log: フラクタルなMVCフレームワーク:HCIとweb2.0の相似構造、HCIとHIIの階層構造 という話をさらに拡張した話で、当然、上図も企業の内部を、部門単位、人単位で考えれば、相似形を見出すことはむずかしいことじゃない。 自己引用になるが、「タンジブル・ビッツ」でこんな風に書いたのも、 というか、情報とモノを区別すること自体に意味がなくなってくる。モノはTUIとして情報を表現し、ヒ…

続きを読む

だめだ。法人化したけど

法人化すれば大丈夫!と言われ法人化してみた。けど、やっぱり動きが無い。ということもあるでしょう。 ビジネスを法人化してみた。法人化してマーケティングもやってみた。で、成功した? なんでも法人化や、事業化で解決できるわけじゃないですよね。 でも僕はビジネスを成功するには法人化しかお薦めしないですけど。他に何が? これは、WebDogさんの「だめだ。ブログにしたけど」のパクリ。 会社も単なるしくみ。ブログも単なるしくみ。 しくみが世のニーズにマッチしたものになってなければ、そりゃダメでしょ。 でも、前提条件としてしくみがないと「売れません」。

続きを読む

UGC(User Generated Contents)とマーケティング

YouTube絡みでもう1つ。 あるいは「変化するリテラシー(Web2.0とパーソナル・ファブリケーション)」なんてあたりにも絡んでくるかもしれない。 というか、UGC(User Generated Contents)って言葉は今日はじめて知りました。 先週、米国・サンフランシスコで開催された ad:tech のキーノートスピーチにおいて、米 Sequoia Capital(セコイヤキャピタル)の Mark Kvamme 氏が UGC の台頭について触れていた。同氏は動画共有サービスで知られる YouTube において1日あたり3,000万のビデオが視聴され、視聴時間は平均30分に達し、1日あたり3万本のビデオが投稿されていると指摘している。 UGC(User Generated Contents)を活用した SEM 戦略の可能性とリスク:SEM リサーチ という感じで、膨大なトラフィックが集まるところに広告が集まるのは、ロングテールの前の時代だろうが、ロングテール時代の現代だろうが、変わらない傾向。 UGC は数が膨大であり、口コミで広範に拡散していくことからそれ自体が強力なトラフィック誘導能力を持っている。例えば日本のとあるソーシャルブックマークサービス1つをとってみても、人気ページ一覧に表示された日には、サイト全体のトラフィックの20%近くを占め Google や Yahoo!に匹敵するケースもあるなど無視できない程度の影響力を持っている。 同上 そう。やっぱり無視し…

続きを読む

変化するリテラシー(Web2.0とパーソナル・ファブリケーション)

それがどんなに優れた、新しい先端科学技術を駆使した商品、サービスであっても、それが商品、サービス提供者の押し付けがましい形で提供されるものならいらない。 そんな時代が明らかに近づいている。 まずはそれはWeb2.0と呼ばれるビット(情報)の領域で、現実になりつつある。 それがこれまでどおりのWebページであろうが、メールであろうが、わりと最近新しく登場したRSSやAtomなどのFeedの形式をとろうが、情報提供者から押し付けがましく発信されるものに、ユーザーの一部(それは決して少ない数を占める)はすでに相当辟易している。 もちろん、インターネット以外のTVや新聞、雑誌などでも同様で、情報需要側にメリットがないものは受け入れることなく、却下される。 かつてなら、そうした情報を受け入れなくては情報そのものが不足していた状況だった。しかし、状況はもはや一変し、メディアや企業が発信する情報に頼らずとも、その一次情報からユーザーサイドからみて好ましくない部分を見事にそぎ落としてくれた他のユーザーが発信する情報を受け取ることで、何の不自由もなく情報の摂取が可能になってきている。 ユーザーの声が力を持つようになれば、企業も当然、その声を無視するのが段々と困難になってくる。賢い企業はユーザーの声に耳を貸し、一見無茶だと思う声にも決して不快を露わにしたりすることなく、どうにかユーザーの声に応えようと努力する。 もちろん、それはいまに始まったことではない。 マーケティングという言葉とともにそう…

続きを読む

特殊と一般:マーケティングにおけるプランと実行

確かに「中の人の習性」をわかっているかどうかは、マーケティング・プランを有効な実行に移す際のキモだ。 連合もここまでブロガーを使ったキャンペーンを考えたのは偉いと思うけど、そういうところが実は画竜点睛を欠いてる気がするんだなあ。(中略)このキャンペーンをアドバイスしたマーケティング・プランナーの方、ネットマーケティングの要諦はそういう細かいインターフェース・デザインの部分なんですよ。 [R30]: 連合のブログマーケティングはマジっぽい 昨夜の「村上隆時代の終わり、日本アート空白の時代の再来」のエントリーに対するはてブ・コメントで「「アート」という特別な文脈で語ろうとするからおかしくなるのでは?」というコメントをいただいたが、実はこの世に特殊な文脈以外はありえない。 特殊な文脈のでっかいヤツが一般的な文脈であり、その視点にたてば特殊だの一般だのいってみてもはじまらないのがわかる。 その文脈について語ろうとすれば、その文脈について知るしかなく、そして、いまや未開の地はほとんどないくらいあらゆる文脈が手垢まみれの状態でほとんど文脈を語るのに必要な知識はこれとこれとあれとそれという具合に決まっている。 まずは必要な知識を踏まえた上でなければ有効な語りはできない状態だったりする。 同じことがブログマーケティングでターゲットにする場合にもいえる。 ブロガーの文脈(あるいはコンテクスト、あるいは生態)を特殊だの一般だのいってみてもはじまらなくて、実行するならそれなりにブロガーの生態につ…

続きを読む

企業が完璧に近い判断を得る方法

たぶん、それ以上、望むことはない。 不確実な未来を考えるとき、経営陣みんなの意見のほうがいちばん賢い経営者個人の判断を打ち負かす。スコーピオン号探索の際のジョン・クレーブンの作業を考えてほしい。それぞれ異なる情報を持つ多様な個人からなる比較的少人数のグループが不確実な出来事について推測し、彼らの推測を集約すると完璧に近い判断が得られる。これ以上企業が望むことはあるだろうか。 ジェームズ・スロウィッキー『「みんなの意見」は案外正しい』より 良いとこをとって悪いとこを淘汰する。 これが一番?

続きを読む

「最初の2秒」と「みんなの意見」が正しい

マルコム・グラッドウェルの『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』ジェームズ・スロウィッキーの『「みんなの意見」は案外正しい』 この2冊を並べると(本当は単に並べるだけではなく読み比べると)、 何が正しく、正しくないのは何かがわかる(気がする)。 まず、正しいほう。こちらは簡単だ。 1つは、心理学で注目を集める「適応性無意識」。 理由はわからないけど「これだ!」と思ったりする最初の瞬間的判断が正しいってこと。 もう1つは、Web2.0的ミームの1つでもある「集合知」。 適切な状況の下ではごく普通の人の集団が優れた個人よりも正しい判断を下すことがあるというもの。 じゃあ、反対に正しくないのは?

続きを読む

[memo]何を本当に実現したいのか?

一個前のエントリーで触れたようなWeb2.0的ネットワークと既存組織のツリー構造のあいだにこれだけスピード感、簡便さに格差が生じてくると、企業はあらためて「何を本当に実現したいのか?」と問うことから自社のビジネスモデルや組織の在り方について見直すことが必要だと感じられてならない。 なぜ、「何を本当に実現したいのか?」からはじめる必要があるかといえば、その問いかけを前提におくことでしか既存のしくみをあらためる正当な理由を見い出すのは企業においては不可能だと思うからだ。

続きを読む