情報を理解する/情報を感じとる、あるいは、客観的判断/主観的判断

情報と接する方法には大きく分けて2種類あると思っています。 1つは、わかる・理解するという接し方で、もう1つは、感じる・想像するという接し方です。 わからなくても感じればいいこともあるのかな、と時々、気になる記事のはてブ・コメントを読んだりしていて、その記事に対して「よくわかる/よくわからない」と書いている人を見かけて、ちょっと違和感を覚えることがあります。 その人たちがどういう気持ちでそのコメントを書いているかはわからないので、批評じみたことを言う気はありませんが、なんとなく「わかろうとしすぎ」なんじゃないかなという違和感を感じるのです。 そういう違和感を感じるのは、その記事自体がわかってもらうことを目的として書かれているというより、むしろ読んでくれる人に共感してもらえればOKという感じで書かれている場合です。 もちろん、僕が読んでそう感じているだけですから、書き手は本当は自分の思いに共感してもらうだけじゃなく、自分の考えを理解してもらいたいのかもしれません。だから、理解しようとせず、ただ共感を覚えているだけの僕のほうが誤読している可能性もあるので、「よくわかる/よくわからない」とコメントしている人を批判するつもりなんてないわけです。 ただ、そこでなんでそんなに「わかろうとしすぎるんだろ?」「自分の感じるままでいいのに」と違和感をもつことは事実です。世の中、そんなに理解する必要があることばかりじゃないし、ただ感じさえすればいいことのほうが多いのに、と思ってしまう僕はち…

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自分をつくる:其の3.自分の「好き=数奇」をつくる3つのポイント

いいデザインをするにはいいデザインを知っていなくてはならない。 いい仕事をするには何がいい仕事なのかを自分でわかっていなくてはならない。 そして、自分たちがつくったものを他人に好きになってもらうには、何よりまず自分が何が好きかということを深く理解していなければならないのだと思います。 「自分をつくる」ということは、1つには、自分の「好き=数奇」をつくるということだと考えます。

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自分をつくる:其の2.クリエイティブ・クラスも営業力を鍛える

日々の仕事の中で感じていつつ、さらに『伝統の逆襲―日本の技が世界ブランドになる日』を読んで明確に感じたのは、いわゆるデザイナーや職人など、普段、営業活動とは無縁な人も、自分が普段行っている仕事をお客さんにどう売るか、どのように説明して買ってもらうかということを考えなくてはいけないのだろうなということです。さらに、できれば考えるだけでなく、実際に売りに行く実行力があるとさらに望ましい。 売るという活動には単に「ものがいい」という以外にも様々な要素が必要とされるのだということを身をもって理解できなければ、日本のものづくりの課題である「販売に戦略と実行力がない」という課題を克服することはできないと思うからです。

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自分をつくる:其の1.うまく時間管理を行い複数の案件をつつがなくこなせるようになる

ここしばらく「自分の仕事をつくる」ということに関しては、いろいろと書いていますが、結局のところ、「自分の仕事をつくる」ためには「自分をつくる」ことが必要なのだと思います。 自分自身のあり方、スペックをうまくデザインできなければ、自分がやりたいと思っている仕事だったり、自分でこれは!と思えるような仕事だったりをできるようにはならないと思うからです。

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他人の話を聞く技術:べからず集とうまい聞き方のコツ

ユーザー調査を行う場合でも、クライアントの要求をヒアリングする場合でも、部下や同僚の悩みを聞く場合でも、「他人の話を聞く技術」があるかないかでは、相手の話から相手の真の要求をどれだけ引き出せるかは大きく違ってくると思います。 今回は僕の考える「他人の話を聞く技術」について、すこしまとめてみたいと思います。

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スキ!好き!数寄!

唐突ではありますが、DESIGN IT! w/LOVE の LOVE は、"愛"というよりも"好き"なんだろうなと自分では思います。 このブログで書いていることには愛情を注いでいるというよりも、僕自身のこだわりや捨てきれぬ思いを綴っている気がするからです。 そして、僕がここで自分の好き=LOVEにこだわるのは、「好き」こそが良い仕事に通じるところがあると思っているからでもあります。

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