ブログを見ていると、たまに書くネタがないとか書いている人がいます。
ただ、それはネタがないんじゃなく、ネタを見つける感性が足りないんだと思うんです。
自分が興味をもって考えることができる、そういうものを日々の生活のなかで見つける感性が育てられていないということなんではないでしょうか。とうぜん、それはブログのネタが見つからないという局所的な問題ではなく、自分を成長させるとか高めるとかいう点で大きな問題だったりします。
ネタが見つからないのは、世界を見る視点、感じる感性を育んでいない自分自身の問題それこそ毎日生きていれば世の中にはブログのネタにできそうなことなんて山ほど転がっています。それが見つけられないというのは視力の問題です。山ほどネタが転がってる世界を自分自身で感じることができずに、貴重なネタをスルーしてしまっているだけです。
ネタとは世界をどう見るか、どう感じるかですから、ようするに世界に目を向けていない、感じていないということだと思います。それは世界のほうに問題があるというより、世界を見る視点、感じる感性を育んでいない自分自身に問題があると考えたほうがいいはずです。
結局、最近、繰り返し書いていることですが、やはり「事象のなかに自分を重ねることができなくて、遠くから見ている」んだと思います。世界に存在し、生起しているいろんなものごとを自分と関連づけて感じることができないのでしょう。
道端に転がる石の声、日常のシステムの軋む音、近くにいる人の無言の嘆き耳を傾ける力がないんだ…