2006年11月27日

ブログ検索で市場のブランドイメージ浸透を検証する

最近、ちょっとおもしろいブログ検索の使い方を発見しました。ブログ検索を使ったブランドイメージの調査法です。

使うブログ検索ツールは、テクノラティでも、Yahoo!ブログ検索でも、gooブログ検索でもいいと思います。それぞれのブログ検索でクセがあるようなので、複数のブログ検索を併用したほうがよいのかなと思っています。

ブログ検索を利用したブランドイメージの調査法

やりかたは簡単です。まず、基本となる検索キーワードを決めます。これは下の表で「トヨタ クルマ」「日産 クルマ」「ホンダ クルマ」とかにしてある部分です。最初にこのキーワードでの検索結果件数を調べます。表でいうと「件数」の部分にあたるものですね。
その後、そのブランドカテゴリーに関連しそうなキーワードをプラスして検索を行ないます。「トヨタ クルマ 欲しい」とか「ホンダ クルマ デザイン」とかですね。その検索件数を最初の「件数」で割った比率を出していくんです。

という感じで調べたのが、下の表とグラフなわけです。
ちなみに今回はテクノラティ検索を使っています。検索件数は今日の21時くらいのものです。

キーワード件数+ 欲しい+ 乗りたい+ 買った+ 愛車+ 嫌い+ デザイン+ 安全+ 技術
トヨタ クルマ25,5476,4489,5379,2937,0091,8314,9572,0202,478
比率100.0%25.2%37.3%36.4%27.4%7.2%19.4%7.9%9.7%
日産 クルマ16,1104,6047,0036,9215,9741,3693,6241,2631,746
比率100.0%28.6%43.5%43.0%37.1%8.5%22.5%7.8%10.8%
ホンダ クルマ19,7625,7498,3467,7466,3971,5903,7591,6602,038
比率100.0%29.1%42.2%39.2%32.4%8.0%19.0%8.4%10.3%




「ブログ検索で市場のブランドイメージ浸透を検証する」の続き
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2006年11月18日

企業における「夢」と「戦略」の関係を図にしてみた

今週、仕事で大手の企業のWebサイトを3つほど穴があくほど、隅から隅までみてまわったら、以下のことに気がつきました。

魂、思想、世界観、そして、夢のない企業って、どんなにコミュニケーション=コンテンツを積み上げようと、ブランドとしてつまらなく感じてしまう。

ということに。

独自の世界観や夢がなければ、Webでそれを語ることはできない

そして、おそらく夢や思想、世界観を欠いた企業って、結局のところ、業績をあげるのにも苦労するんだと思います。何しろ、本質的なところで社会を魅了することなく、個別の商品単位で魅了できるかどうかが勝負になってくるわけですから。ようするに、コーポレートブランドの力を借りずに、商品ブランドの力だけでやっていかなきゃいけないわけですから競争的にも、企業内における商品開発力的にも不利になることが予想できます。

今回、3社のWebサイトをみて、明らかに1社だけWebサイトからも、その企業がもつ夢や世界観やパワーみたいなものがビシビシと伝わってくるものがありました。そして、他の2社とくらべて、やっぱり、その企業のもつブランド力って違うんですよね。
事業会社にとってのWeb2.0:その2.Web構築・運用は企業経営の縮図」でもすこし触れましたが、その企業がどんな夢や世界観や哲学をもっていて、それがその企業ブランドにどれだけパワーを与えているのかは、Webサイトにはっきり現れてしまうんだと思います。どんなにWebでコミュニケーションをとろうとしても、元々、独自の夢や世界観をもたない企業にはそれをWeb上に描き出すことはできませんから

これは企業もそうだけど、たぶん、個人もおんなじ。
魂、思想、世界観、そして、夢のない人。そして、それらを普段から磨いてない人。
そういう人は結局薄っぺらになっちゃうのかな、なんてことを感じます。
夢を育てるっていうのは、たぶん、一種のスキルだと思います。企業においても、個人においても。
それはただぼんやり過ごしていても手に入れられる類いのものではないだろうとはっきりと感じます。

「企業における「夢」と「戦略」の関係を図にしてみた」の続き
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今度はブランド関連おすすめの17冊


たぶん、このブログを読んでくれている方は、僕が科学系の本ばかり読んでると思ってるでしょうね。確かにいまはそうですね。でも、実はビジネス書ばかり読んでたわけです。
というわけで、今まで読んだブランド、ブランディング関連本を一気にまとめてリストアップ。★が特におすすめのものです。

ブランド論全般

戦略的ブランド・マネジメント/ケビン・レーン・ケラー ★
ケラーの戦略的ブランディング―戦略的ブランド・マネジメント増補版 /ケビン・レーン・ケラー
パワー・ブランドの本質―企業とステークホルダーを結合させる「第五の経営資源」/片平秀貴 ★
ブランドデザインが会社を救う! /ボブ・スリーヴァ
ブランド・ハイジャック マーケティングしないマーケティング/アレックス・ウィッパーファース
ブランド!ブランド!ブランド!―理屈を超えた強さをいかに築くか/ダリル・トラヴィス
ブランド・リーダーシップ―「見えない企業資産」の構築 /デービッド・A. アーカー
ブランドマーケティングの再創造/ジャン=ノエル・カプフェレ ★

  
  
 

ブランド・マネジメント関連

ブランド価値を高める コンタクト・ポイント戦略/スコット M. デイビス ★
パワー・ブランディング 統一性と結束をもたらすブランド・ロードマップ/マイク・モーザー

 

コンテンツ開発系

ブランド戦略シナリオ―コンテクスト・ブランディング/阿久津聡 、 石田茂 ★
五感刺激のブランド戦略/マーチン・リンストローム
ブランド・エンジニアリング/片平秀貴
ブランディング・ゲーム―個性的なブランドをつくるためのABC/アリシア・ペリー
ブランディング360度思考/マーク・ブレア

  
 

その他

永遠に愛されるブランド ラブマークの誕生/ケビン・ロバーツ ★
ザ・ブランド―世紀を越えた起業家たちのブランド戦略/ナンシー・F. ケーン ★

 

関連エントリー
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2006年11月12日

売れてナンボとサステナビリティ:いま売れることと将来も売れ続けること

ブランディングの相談を受けていて、時々、感じるのはブランドの話をしていたのが、いつの間にかマーケティングの話、いや販売の話になってしまっていることがあることです。
「売れてナンボ」っていうのはもちろん、企業にとって重要なことですが、マーケティング的にも、ブランド的にも、いま売れればいいといった考えで望むわけにはいきません。営業的な視点に立てば「いま売れる」ことが大事ですが、企業のサステナビリティを考えれば「将来も売れ続ける」ことがマーケティングの課題であり、また、そのためにブランド構築を行う必要があるといえます。

将来も売るものを作れる人材がいなくてはいけないし、人材の調達がブランド価値があがらないためにコスト高になるかもしれないし、技術を継承していかなくては将来技術レベルが落ちるかもしれないし、そもそも市場環境の変化で今までどおりにはものが売れなくなるかもしれないし、商品をつくるための原料が枯渇するかもしれないわけです。「いま売れる」ことはもちろん大事ですが、それだけでは企業はやってはいけません。「将来も売れ続ける」ために企業は常に先手をうって考え、動くことが求められます。

こうした姿勢はアメリカや日本よりも、ヨーロッパのほうが浸透しているようです。
シェルの長期的なビジネス戦略立案に関する本に関して山形浩生さんが紹介してくれてます」でも紹介したようなシェルの取り組みもそうですし、ブランドの観点でもジャン=ノエル・カプフェレの『ブランドマーケティングの再創造』のような本でそうした姿勢を感じ取ることができます。

売れる/売れないというのを後手後手にまわって自転車操業的に施策を打つのもいいですが、それよりも先手先手で事前に準備を進め、人材確保や資本の確保といった面でもブランドを行かすよう、その前もった取り組みを先、先にと宣言し、そして、そこからの社会との対話の蓄積していくのも大事です。そういう先手を打ったサイクルこそ、「将来も売れ続ける」ためのマーケティングには必要ではないか、と。
そうでなければ、いつまでたっても「そんな先のことはいいから、今は売れてナンボ」と自転車操業を続けるしかないのではないかと思います。

もちろん、企業にはそれぞれ体力というものがあるでしょうから、すべての企業がシェルのように2025年を考えるために莫大な投資をすることができるわけでもないでしょう。しかし、いずれの企業も自分たちの体力に見合った分の投資を将来に向けて行ったほうが、結局はあとで楽できるのではないかと思います。

サステナビリティというとどうも環境問題みたいなことばかりを想像しがちですが、実際、それだけでは企業は動きません。むしろ、将来も売れ続ける環境のためにも、環境面、社会面、経済面で先を読んだ考察を行い、戦略をたてていくのが企業のサステナビリティであるわけです。
なかなか現場レベルではここまで考えるのはむずかしいのですが、ただ、企業経営というのはそういうのも考えなくてはいけないのだということくらいは頭の片隅にでも置いておいたほうがよいかもしれません。

関連エントリー


 
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2006年11月08日

パースの記号学とホフマイヤーの生命記号論とブランドの関連性

先ほど「ブランド・アーキテクチャとパースの記号論」ですこし書きましたが、Dubberly Design Officeの「A Model of Brand」というブランド・コンセプトマップは、アメリカ思想におけるプラグマティズムの祖であるチャールズ・S・パースの記号学における三項論理に基づくものと思われます。

パースの三項論理

パースの三項論理は、記号過程を記号(sign)、対象(object)、解釈項(interpretant)の3要素からなり、そこに成立する還元不可能な三角関係を分析することを主題としています。

例えば、よく例に出されるのは、森の中でハンターが樹に傷がついているのを見つけ、その近くに鹿がいることを察知するという三角関係です。この場合、樹の傷は「近くに鹿がいる」ことを示す記号であり、対象は鹿となります。そして、この2項を結びつけるものとして、ハンターの「鹿は木の皮をはぐ」という解釈項が存在します。

しかし、それは森のことをよく知るハンターならではの解釈であり、僕たちのような素人が同じ傷を見つけたとしても、その傷が鹿という対象に結びつくことはないでしょう。これは「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因/西林克彦」で取り上げた認知科学の分野での文脈とスキームの関係と同じものですね。

「パースの記号学とホフマイヤーの生命記号論」の続き
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2006年11月07日

ブランド・アーキテクチャとパースの記号論

ブランド・アーキテクチャについて考察しようと思っている旨のエントリーを書いたら、さっそく浅野さん(IA Spectrum)から素敵なトラックバックをいただきました。

今朝の棚橋弘季さんのエントリに「ブランド・アーキテクチャ」という言葉を見つけたのをきっかけに、かなり以前にそれに関して書こうと思っていたネタをふと思い出しました。
Dubberly Design Officeというサンフランシスコのデザインファームがネットで公開している、「A Model of Brand」というブランドに関するコンセプトマップが非常によくできていたのです。

A Model of Brand。これは美しいですね。
よく見ると、この原型はパースの記号論をモデルとして使ってるのがわかります。

ソシュール記号学が記号に内在的な意味作用を見ようとするのに対して、パースの記号論は解釈の理論であり、記号の「解釈作用(Intepretance)」は、「対象(Object)」、「表意体(Representamen)」、「解釈項 (Interpretant)」の三項関係からなり、無限の「記号過程」の連鎖をつくるとされた。

上記の引用にもあるとおり、パースの記号論は、対象と表現に解釈を加えた三項の関係から成り立っています。
実は僕はさっきちょっと触れたペンローズのプラトン的世界−物理学的世界−精神的世界といった三項の関係がブランド・アーキテクチャに使えるかなと思っていたので、これは大きな発見です。

浅野さん、紹介ありがとうございます!

posted by HIROKI tanahashi at 16:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ブランディング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月03日

Webはブランドの心を増幅する

今日、会社で同僚と話していて、ブランディングってブランドのマインドを共有することだなってあらためて思いました。

ハーレー・ダビッドソンの例

例えば、ブランド論、特にブランドのユーザーコミュニティの話などになると必ず登場するハーレー・ダビッドソン。ハーレーオーナーズクラブ(HOG)なんかがあったり、公式サイトでもたくさんのイベントが紹介されていたりします。



ハーレーオーナーズクラブhttp://www.hog.jp/

こんな風に身体に刺青入れちゃうくらい、ブランドのマインドが共有されているわけです。

 

社内でさえマインドが共有されず、他部署と争ったりしてる企業が少なくない中で、外部の顧客(いや、もはや顧客とは言えず、パートナーと呼んだほうがいいかも)にまで、ブランドのマインドが共有されているなんてすごいですね。

「Webはブランドの心を増幅する」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 00:22| Comment(0) | TrackBack(1) | ブランディング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

片平秀貴さんのブランド論:脳の皺と反復

丸の内ブランドフォーラムのWebサイトにある片平秀貴さんのブランド論に関する資料がなかなかおもしろいです。
特に興味をひかれたのが講演資料としてあがっている「AIDEESが強いブランドをつくる」というドキュメント。

AIDEESが強いブランドをつくる(PDF)

以下、その資料から気になった箇所を抜粋。

ブランドをつくるということ
顧客の頭の奥深く、ブランドの名前とそれを
聞いたときの格別の存在感を刻印すること

脳の皺= 驚き×感情的起伏× 反復
脳の皺= 圧倒的品質×哲学× 反復

創る人、作る人、伝える人、届ける人、使う人がすべて一体化


「脳の皺」「反復」というのは、今読んでいるジル・ドゥルーズの『差異と反復』の次のような言葉とも関連していて、なかなか面白い。

頭脳は交換の器官であるが、心は、反復を愛する器官である。
ジル・ドゥルーズ『差異と反復』

反復は一般性ではない。
同上

もろもろの個別的なものの交換ないし置換が、一般性に対応するわたしたちの行動の定義である。
同上

極端に簡便化して言ってしまうと、ドゥルーズが問題にしてるのはオンリーワンであること。で、オンリーワンだからこそ、替えが効かないので、反復するしかないってことです。

ようは「反復」は違うものの反復であって、一般的な法則性をベースにした代入によるコピーの生成とは一線を画していて、そのあたりがコモディティ的な商品の取替え可能性とオンリーワンとしてのブランドとの決定的な差異となるわけです。

そんなことを思ったので、ブランドを考えるにあたってドゥルーズを読み始めていたわけだけど、我ながらなかなか勘が働いたなと感じてます。

 
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2006年10月29日

ブランド=ニッチ:それぞれの環境に適応したそれぞれの表現形

どちらが優れているという話ではなく、双方とも環境に適した表現形をそれぞれ手にしていていると理解すべきなのでしょう。

フランツ・ボアズの文化人類学

文化という言葉には、少なくともふたつの意味がある。ひとつは高尚な芸術や洞察や趣味の意味で、ひと言で代表させるならばオペラだ。もうひとつは儀式や伝統や民族性の意味で、いわば、鼻に骨を刺して焚き火のまわりで踊ることだ。このふたつは、深いところでつながっている。黒の蝶ネクタイをして客席に座り、『椿姫』を鑑賞するのは、鼻に骨を刺して焚き火のまわりでする踊りの西洋版にすぎない。
マット・リドレー『やわらかな遺伝子』

マット・リドレーは『やわらかな遺伝子』の第8章「文化の課題」の中で、文化人類学という学問の基礎を築いたフランツ・ボアズを取り上げています。

ドイツ生まれで、その後、アメリカに移り住んだボアズは、25歳だった1884年の冬をイヌイットとして生活するという体験で、「彼を受け入れてくれた人々の巧みな技能はもちろん、洗練された歌や、豊かな伝統や、複雑な慣習に気づき」、謙虚な気持ちを抱いたそうです。そして、日記に「彼らは『蛮人』で、その暮らしは文明化したヨーロッパ人のものと比べれば無価値だと思われている。だが私は、ヨーロッパ人が同じ条件のもとで暮らしたときに、意欲的に働いたり、明るく楽しく過ごせたりできるとは思えない!」と書いています。

こうした姿勢は乏しい資料を基に自民族中心主義的な理論化を行った進化主義への反発から来ていると言われ、ボアズらはこのような進化主義的立場に抗してそれぞれの文化はそれぞれの価値において記述・評価されるべしであると言う文化相対主義を主張した。

ボアズらの文化人類学は、イヌイットにはイヌイットが暮らす環境(それは空間的なだけでなく、時間という観点も踏まえて)にはイヌイットの文化があり、西洋には西洋人の暮らす環境に適した文化があるという文化の相対性を認めるものです。

「ブランド=ニッチ:それぞれの環境に適応したそれぞれの表現形」の続き
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2006年10月28日

パーソナル・ブランディングと企業のブランディング

Employee Generated Media(従業員による情報生産〜発信の仕組み)って、今後、企業にとっては重要な役割をもつようになるのかなということを以前から書いたりしていますが、昨夜3つほど続けざまに書いた下記のブランディング関連のエントリーとの関連で、また、ちょっと考えてみました。

ブランディング関連エントリー

パーソナル・ブランディングと企業のブランディング

考えたのはやっぱり企業資産としての従業員の力をいまの環境でどうブランディングに活かしていくのか?ということと、個々人のパーソナル・ブランディングという話とそれがどう結びついていくのか?ということでした。

前に「無い袖は振れない」というエントリーで、「人に神輿を担がせるのではなく、むしろ個々人を舞台に送り出すようなマネジメントがなければ、情報の継続的生産〜発信のプロセスは生まれません」と書きましたが、僕が考えるEmployee Generated Mediaとしての企業Webは、従業員に企業という神輿をかつがせるのではなく、企業がプロモーターとして従業員個々人が様々なステージで輝けるようになることで、企業価値、企業ブランドの価値をあげていこうとする企業文化を土台として、そのコミュニケーションの場として、Employee Generated Mediaがあるといったイメージです。

もちろん、企業にプロモートしてもらうとはいえ、基本的には個々の従業員が自分自身で自分をパーソナル・ブランディングしていくというのが大前提としてあります。何かというとうまくいかないのを会社のせいにしたりという次元とはおさらばして、会社がどうこうじゃなく、とにかく自分を磨くことで自身のパーソナル・ブランドを確立し、逆に所属する企業ブランドの価値にも貢献するような形を僕は思い描いています。

もちろん、そうした方向性を企業側が打ち出さずに、従業員にいつまでも会社という神輿を担がせているからこそ、従業員から企業側への不満だったり、愚痴が出てくるのでしょう。そうではなく、企業は従業員の成長をサポートして、あなたのがんばりを企業は応援しますというスタンスにしてしまえば、基本的に自分の価値を高められるかどうかは従業員個々人の努力次第になるわけですから、会社への不満など言えなくなるわけです。

そんな形で、個々の従業員のパーソナル・ブランディングと企業の全体的なブランディングがうまく噛み合ってまわる形ってなんであんまり陽の目を見てないんでしょうかね?(これ、疑問形にしてますが、疑問じゃないですから)

「パーソナル・ブランディングと企業のブランディング」の続き
posted by HIROKI tanahashi at 15:21| Comment(3) | TrackBack(0) | ブランディング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする