
いま第1章まで読み終わったところ。感想は最後まで読んでからあらためて書くが、おそらく多くのWebデザイナーから反発を受けるか、あるいは無視されるんじゃないかと思った。逆に非Webデザイナーから歓迎されるんじゃないだろうか。「Webデザイン」の本として、それくらいおもしろい。
微妙な言い回しも含みますが、「おもしろい」と感じていただいたのはうれしいですね。「無視」はともかく多少「反発」があるくらいがWebデザインというものが活性化してよいかな、と。でも、実際、反発されるのはいやですけどw
難しい本でした。読みやすいとは言い難いけど、大事なことは書いてあるんだと思います。でも理解できませんでした。
僕の書くものって常に「わかりやすい」という声と「わかりにくい」という声が同居するんですよね。一部にわかにくくなってしまうのは仕方ないのかもしれないけど、やっぱり「難しい」という声を聞くともうすこし理解してもらいやすく書くように心がけなきゃと思いますね。
Web制作での重要な合意事項、ペルソナ規定の方法論や制作に実践的につなげていくための考え方を詳述した2段組の本。経験あるおとな向け。
アカデミックな思考背景を反映した、誠実で意欲的な理論&実践本。
「おとな向け」ですか。1つ上の「大人の読書」の方には「難しい」と言われましたがw
「ネットマーケティングって一巡して、落ち着いて考え始めてるかも」っていう文脈のなかで紹介いただいているのですが、「誠実で意欲的」と感じていただけたのはありがたい限りです。
もう1つは僕がやってるmixiのコミュから。
WEBデザイニングの本というよりは、日本という文化の成り立ち、そして、アフォードというものが結構人間の行動を決めてることなどなど、理解の仕方に誤解があると申し訳ないのですが、自分なりにアメリカで生まれ育ったWEBというもの(デザイン?)を日本という文化圏の中でオリジナルなものとして創造することに可能性を感じました。
はい。カレーパンや明太子スパゲティを考案した人に倣えという思いでやってますw
以上。これから読もうかと思っている方の参考になれば。前に紹介した「『ペルソナ作って・・・』発売4日目までの反響」もご参考に。
それでは、また他の人の感想も見つけたらご紹介します。
P.S.(2008-06-08 23:15)
もう1つ見つけたので追加しておきます。
別のものをつかってイメージを共有する技法は、本書で紹介する日本型ユーザー中心デザインの技法でも頻繁に用いられます。どう変換するかというと、従来ドキュメントベースで進められていた作業のプロセスを「みんなで手を使って考える」ワークショップベースのデザインプロセスへと変換しちゃうんだよ。
定量的な調査・分析法との関連などもこれまでのUCDの書籍になかった視点ですごく新鮮で有益でした。
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