よく本が読めないとかいう人がいますが、そういう人に共通してるのはまず読めないという前に、読む本をもってないでしょ、ってこと。
そりゃ、持ってなければ読めません。読むためにはまず読むべきものを所有することです。そこからです。しかも、1つじゃなくて常に複数読みたいものを所有しておくこと。それもできるだけいろんな種類のものであった方がいい。
ちなみに僕はこうしてます。
- 手元に常に読もうと思える本が複数ある状態にしておく(本が読まれるのを順番待ちにしている状態)
- 選択肢は多様性をもった状態にしておく(さまざまな分野の本を用意しておいて、飽きたら別のを読める状態にする)
- そんな状態をつくっておくために本は気になったら迷わず買う(ブックマークに「欲しい」とか「検討中」とか「あとで買う」とか書いてる場合じゃない)
- 常に本を物色している状態になる(特定の分野に固執しない。特にWebやってる人がWebの本にしか興味をもっていないのは最悪)
と、まぁ、こんなことしてれば、読まなきゃひたすら本がたまっていくだけなので、否応にも読むようになるでしょ。多少、がんばって無理やり読もうとするくらいじゃなきゃ、そりゃ、いつまで経っても本を読めるようになんてならないですから。
結局、本に興味をもつ目、本を選ぶ目って、その人の好奇心の広さ・深さであり、その人の問題意識の広さ・深さなわけですよ。自分がどれだけ普段問題意識をもって生活できているか。そこです。問題意識をもたずに過ごしてたら、そりゃ成長しないですよね。
というわけで、迷ったら買え。自分の知らない本にとにかく興味を持て。ということでしょうか。
最近買った本
そんな感じで、最近、迷わず買ったのは、こんな本たち。- ヴィジュアル・アナロジー―つなぐ技術としての人間意識/バーバラ・マリア・スタフォード
- グッド・ルッキング―イメージング新世紀へ/バーバラ・マリア・スタフォード
- ポストメディア論―結合知に向けて/デリック・ドゥ・ケルコフ
- サブジェクトからプロジェクトへ/ヴィレム・フルッサー
- 山水思想―「負」の想像力/松岡正剛
- 外は、良寛。/松岡正剛
- ワークショップ人間生活工学〈第1巻〉人にやさしいものづくりのための方法論
- かくれた次元/エドワード・ホール
関連エントリー
- 『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献:1.デザイン編
- 『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献:2.認知科学・UCD編
- 『ペルソナ作って、それからどうするの?』といっしょに読みたい参考文献:3.日本文化・ものづくり編
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