今回の苗は山もみじ。
春には梅の楽しみがあるので、秋にも楽しみがあるといいなと思って、山もみじを購入。
購入したのは、盆栽関連のものを手に入れるときには、必ず寄らせてもらっている、自由が丘の品品というお店。
品品:http://www.sinajina.com/
店先にはこんな感じにいろんな苗や鉢が並んでいます。みていて飽きません。
鉢と苔もいっしょに買ってきましたので、僕が盆栽をつくってるプロセスをちょっと写真で紹介してみたいと思います。
盆栽をつくる
で、買ってきた山もみじの苗をさっそく家に帰って、鉢に植え替える作業を。用意するものは、苗、鉢、盆栽用の土、苔、根を洗ったりする水の入った容器、ピンセットなど(写真左、うしろに写ってるのはすっかり葉っぱが茂ってる梅の木×2)。
これら必要なものを用意したら、買ってきた苗をもとの容器から抜き取ります。こんな感じ(写真右)。
苗を容器から抜きだしたら古い土を取り除きます。梅の木は根が細かったので多少雑に扱っても大丈夫でしたけど、今回の山もみじは根が細いのでピンセットを使って慎重にほぐしました。最後は水で洗って完了(写真左)。
で、新しい鉢に植え替えるわけですけど、はじめに土をすこしいれておきます(写真右)。
で、苗の根を鉢に植えていく。このとき、苗の木の正面、見え方を意識するのが大事だといいます。基本的に盆栽って、大きな景色を小さな鉢のなかで再現しようというもの。なので、どんな景色にしたいかをイメージしておくのが大切なんですね。「どういう世界を実現したいのか。そのために何が必要か。」です。
これは苗を植えるときもそうですけど、お店でいろいろな形の苗があるなかから、気に入った苗を選ぶときからはじまってます。なので、苗を選ぶのにも普通にものを買うのとは違った楽しみがあります。結構、どれにしようかと時間をかけて悩みますしね。これを植えたらどんなイメージになるかなとか考えたりして。
苗を鉢に植えることができたら、土をよく水で湿らせ苔をはります。苔は生えている方向を意識して張るのが大切だそうです。また、細かいものを何枚も張るのではなく、鉢一面を覆うサイズのものを1枚張るというのが基本だそうです。そうするとこんな風になります。
所要時間、約30分くらいの作業でしょうか。
で、完成した山もみじの盆栽がこれ。ひょろひょろと伸びた感じがいままでの梅の盆栽とは違った雰囲気で、なかなかよい感じです。
ちょっとした土いじりの時間ですけど、これがなかなか楽しいし、また、そのあと、つくった盆栽が育つのが楽しいんですよね。これは当分やめられません。
本当は寄せ植えとかにも挑戦しようと思ったけど、今回は買った山もみじの苗自体、3本の木がセットになったものだったので、ほかと寄せ植えたときのイメージがわかなかったので断念。今度は1本ものの木と背の低い植物との寄せ植えにも挑戦したいなと思います。
詳しい盆栽のつくりかたはこちらの本を参考に。僕も左側の本を読んで、やってます。
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カオリン