並んで買ってもらう



今日、携帯電話が壊れたかと思ってびっくりしました。

人と待ち合わせをしていたのですが、途中で携帯電話がバッテリー切れ。連絡がとれなくて困ったので、充電器を購入。よしと思ったんですが、ぜんぜん充電されないし、いくら電源を入れようとしても立ち上がらない。待ち合わせをしてた人にはなんとか会えたんですが、「あー携帯、壊れたか」と思って、ちょっとへこみ気味で、買い替えを考えようと、いろいろ見てみたんです。

欲しくならない

でもねー、いっさい欲しくなるものがないんですよね。どれもこれもデザインがピンとこない。っていうか、素材がもうダメなんですね。あんなプラスチックに塗装したような素材じゃ欲しくならない。
かといって、ソフトバンクのチタンとかも興味ないし。ほんとは木とか陶器でつくってほしい。amadanaがデザインしたちょこっとだけ木の板が受けこまれたようなものじゃなくて全体が木。桜の汁茶碗みたいな感じの携帯電話。竹でもいいな。

『へうげもの 6服』で茶道具への物欲を失った主人公の古田織部が「欲しいもの探しの旅」をする話があるんですけど、まさにああいう気分になります。
織部は茶道具から離れてそれ以外のものを見てまわるんですけど、僕の場合、携帯電話は買わなきゃいけないかもしれないのに、どれも欲しくないからぜんぜん違うほかの欲しくなるものを見たくなりました。そのくらい、どれも欲しくならない。僕の感覚にピンとくるものはないんですよね。

欲しくないものには一円でも払いたくない

なんかどれも買う気がしないなと思いつつ、家に帰って充電してもだめなら、明日買い換えようとか思いつつ、帰宅して充電器につないだら、なんとか復活しました。
よかった。欲しくもないものには一円も払いたくないもんな。

そういえば、今日、仕事でそんな話をしてましたけど、まさに自分で実感しました。
高いとか安いとかじゃないくて、欲しくないものにお金は払わないんですよ。当たり前ですけど。そこで値下げとかしても仕方ない。別のところ、まさにそれそのものが魅力的なものになるように変えない限り、どうしようもないんですね。

欲しく人は並んでも買う

欲しくないものには一円も払わないくせに、欲しいものは並んでも買うから人って不思議ですよね。いや、不思議といいましたが、自分を考えても別にそれは不思議じゃない。欲しいものはそりゃ多少は苦労してでも買いますよ。

手持ちの予算を考えればなんでもかんでも欲しけりゃ買うとまではいかなくても、予算の都合さえあえば高いか安いかは買うか買わないかを分ける基準にはならない気がします。高くても買えるなら買います。欲しけりゃね。

もちろん、欲しけりゃ並んででも買います。
あいにく並ばなきゃいけないもので欲しいものはないので並ばずに済んでますけど、売りきれ前に買うっていうのはあるかな。

並んで買ってもらう

昨日の「トキメキについての感性がない」でいえば、自分の感性に自信がない人もいるのでとにかく並んで買ってもらうくらいの評判をつくるってのが売るためには必要かなと思います。いや、違うな。本当に欲しいものを欲しい人に買ってもらえる新たなスキームづくりが必要なんだな。それにはもう一度ものづくりの力を再生すると同時に、目利きが何人か現れないとダメかなって思います。そうやって人を並んで買うようにもっていく。
どうやって並ばせるかにはいろいろあると思いますけど、あんまりはったりかましたりするよりは、正攻法でいいものつくって、それに関する評判を地道にかつ計画的につくるっていうのがいいんじゃないでしょうか。
それについては「PR下手で損してる人(たち)に贈る日々のPRを続ける5つのコツ」で書いたとおりです。

それにしてもマジで携帯電話壊れたらどうしよう。
本当に欲しくない携帯電話しか売ってないのでこまります。
日本のメーカーさん、iPhoneとかにだまされてないで、もっと日本の資産をつかってよいものつくってください。お願いします。

   

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