2008年03月07日

主張する組織

主張のできる空間、主張のできる人、主張をするためのツールがある場。
やっぱり切磋琢磨して互いを研きあえる場には個々人がきちんと自分の考えを主張することが欠かせないのかなと思います。

もちろん、主張の内容が単に自分のことしか考えないものであれば論外です。ここでいう主張はそういうたぐいのものではありません。
まわりのこと、未来のことを考えたうえで自分の考えを主張する。そういう主張をイメージしています。
個々人がそれぞれ異なる主張をきちんと戦わせることができる場は、組織の活性化、組織で働く個人の成長のためには必要なんじゃないかなと感じます。

互いに刺激しあい、負けちゃいられないなと思える環境。そんな風に個ががんばれる環境を生み出せた組織はつよいと思います。

互いに主張し合い、主張を聞きあうことでコミュニケーションの訓練になる

自分で考えたことを他人に対して主張すること、それに対する他人の反論や疑問に感情ではなく論理的な思考で返答すること、それを日々やれる場があるだけで、ずいぶんと組織の創造性って違ってくるはずです。

自分の考えをまとめ、それを他人にわかるように話し、またそれに対する相手の反応を聞き、その意味を理解したうえで自分の考えを再度提示してみせるということは、それだけでうまくやるにはそれなりの訓練が必要になってきます。まったく自分とは違う立場の人の主張をその人の立場なども考慮しつつ吟味すること。また、逆に自分が普段やっている仕事のことなどはあまり知らない人に向けて自分の主張を伝わるように説明すること。これができれば組織内で異なる部門間でのコラボレーションも可能になってきます。

個々人が互いに主張し合い、主張を聞きあうことは基本的なコミュニケーションの訓練になるばかりか、組織内の活力の流れをスピードアップしてくれるはずです。
逆にいえば、そうした個々人の主張が表立ってみられない組織はなにをするにもスピードが遅かったり、なかなか現状打破する力が内部から自然とわきあがってくるようなことがないのではないでしょうか。

主張が飛び交う組織にするために必要な基盤

個々人が互いに主張し合い、主張を聞きあえるような組織文化をつくるためには、いくつか組織として主張ができる場をつくるための基盤づくりをしておく必要があるでしょう。

いくつか思いつくものをあげると、こうなります。

  • 個人に対して主張する場だけでなく、主張したことを実行できる環境を与えること。
  • 個々人そして小規模のチームに対してチャレンジを奨励すること。
  • チャレンジはきちんと明文化して期限を決めて実行させ、うやむやなまま終わらせない仕組みをつくること。
  • 組織内で誰がどんな主張、活動をしているかが見える仕組みをつくること。
  • トップが積極的に現場の人間と日常的にコミュニケーションすること。

まだあるかもしれませんが、ここに書いたものはどれも必要と思われます。

慎重さと大胆さ

組織はおとなしすぎてはいけません。リアリストすぎてもダメです。
夢を追わずにコストのことばっかり言ってたら組織の活力は失われるばかりです。
何もかもを数字のみで判断しはじめたら終わりでしょう。数字は夢とともにあってはじめて力をもつのではないかと思います。

また、組織は、慎重さと大胆さをあわせもたないといけません。
慎重さを活かせるのは大胆さだけだし、大胆さを輝かせるのは慎重さです

何より他人と協調しながら自らの主張を明確にもつことだと思います。「自分の視野を広げるためにも他人の意見には耳を傾けなきゃ」ね。
自分の考えをきちんと主張しながらも相手の考えにも耳を傾ける、そして、双方を飲み込むより大きな円を描ける道をともに探ることが当たり前にできるようになれば。

そういう積み重ねが個を成長させるし、組織が社会に向けて明確な主張ができる組織に仕立て上げてくれるのだと思います。
社会に対して、あいまいな主張しかできない組織が多くなりすぎているのではないでしょうか。

 

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posted by HIROKI tanahashi at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業と事業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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