- 第1章 誰のためのデザイン?
- 第2章 ユーザの利用状況を把握する
- 第3章 仕事をリデザインする
- 第4章 反復デザインを行う
- 第5章 人間中心設計とアーキテクチャ
第1章から4章までを僕が、第5章をyusukeさんに担当してもらっています。
「ユーザ中心のデザイン」のアプローチはオーダーメイドによるものづくりに近いのです。最初にものありきでできたものを誰に売るかという発想ではありません。ものを欲しがる人が何を求めているのかを把握することからデザインが始まります。具体的なものをつくる前に、誰がユーザか、ユーザはどんな行動をするのかを把握することからデザインプロセスを開始します。「ユーザ中心のデザイン」が目指すのは、もの自体のデザインであると同時にそれが本来トレースしているはずのユーザの行動そのものをリデザインすることです。「人間中心設計で考えるユーザインタフェースとアーキテクチャ」
内容はというと、コンテキスチュアル・インクワイアリーを使ったユーザー行動の観察調査から、5つのワークモデルによる分析、ペルソナ/シナリオ法を用いたインタラクション・デザイン、そして、プロトタイピングとユーザーテスト法による反復デザインといったデザインの方法を、ISO13407:人間中心設計プロセスに則った形で紹介したものになっています。
興味がある方はぜひ読んでみてください。
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