それから、隠れてるってことはアーティファクトの使いやすさの1つの条件にもなってくる。
例えば、テレビのすべての機能が隠れてなかったら、落ち着いてテレビを見ることなんてできない。
なんて書いて、デザインにおける不可視化の必要性、図と地のコントラストの重要性について書きましたが、んー、あんまり伝わってなかったのかな? ピンとこない人が多かったのかな?
可視化は同時に不可視化でもある
よく可視化とか言われるけど、可視化は同時に不可視化でもあるってことに気づいてないんでしょうね。何かを見えるようにするってことは何かを隠すってことですよ。
要素が多くてわかりにくいものは、一部を隠すことでユーザビリティが高まることがある。
おんなじことが『デザイニング・インターフェース』とかにも書いてあるので、読んでください。
あひるとうさぎ
よく本に出てくるうさぎとあひるが図と地の関係になった絵を思い出してみてください。うさぎを可視化するには、あひるを不可視化しなくてはならないし、その逆にあひるを可視化するには、うさぎを不可視化しなくてはなりません。
人の情報の認知ってそういう風にできている。境界線を描き、内か外のいずれかを不可視化することで、もう一方を可視化=認知可能にするんです。
わかるということにおいて文脈が大事なのはまさにそれ。
理解するためのスキームが背景としてあって、はじめて理解という前景が生まれてくる。
デザインや表現にはそれが大事。
そういう意味で、人の認知の理解という背景がなければ、よいデザインという前景は生まれてこないのではと思う今日この頃。
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