自分のブログがあるということ

数週間前にひどく精神的に落ち込んでいた時期がありました。
そのとき、感じたのは「あぁ、ブログを書いててよかったな」ということでした。

ブログを書き続けたいという思い

その当時、自分でもかなり情緒が不安定で、すべてがもうどうにでもなってしまえと自暴自棄になりかけていたんですが、実はぎりぎり踏みとどまれたのはこのブログがあったからです。

なんとなくそのとき、「いま、本当にくじけてしまったらもうこのブログが書けなくなる」、そんな気がしたのです。それは他の何にも増して、僕のなかではリアルにイヤだなと思えることだったのです。

いろんなことがどうでもよく思えた瞬間に、このブログだけは書き続けたいと思い、それがイヤでなんとか自分を維持できたのは、自分でも不思議なことでした。
いまでも自分にとってこのブログがあることがそんなに大事なことなのかはよくわかりません。

気分が滅入ったときに書くブログ

気分が滅入ったときはブログは書かないほうがいいという話を聞いたことがあります。確か『ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち』にもそんなことが書かれていたという記憶があります。

でも、本当にそうなのかな?と僕は思います。

僕の場合も確かに、本当に気分が落ち込んで書けない日は一日くらいはありました。でも、そこから抜け出すために僕がやったことはといえば、やっぱりブログを書くことでした。

書くことではじめて自分が何をわかっていないかが見えてくることがある

そこで見えてくるのは、いまが最悪の時期だと思っている自分には見えていなかった、明るい兆しかもしれないのです。いや、明るい兆しとはまではいかなくても、決してすべてが最悪ではないことがわかるニュートラルな何かなのかもしれません。

そうやってブログを書くことで、すべてが最悪だと思っている自分の目を逸らしてバランスを維持するしかない。
最悪だと思い込んでいる自分に脱出口を開くためには、ブログを書くことで自分の思い込みを外部化し、それにより自分の思い込みとアウトプットされた思いのギャップに気づくことは大いに役に立ったと思います。

もし、あの時、このブログがなかったならと考えると、ちょっとぞっとします。
本当に最悪の気分から抜け出せたときに思ったのは「あぁ、ブログを書いててよかったな」ということでした。

ブログを書く理由は精神的な健康の維持

そんな僕からみると、ブログを急に書かなくなる人のことが不思議でなりません。
僕にとっては、書き続けることは自分を維持することに他なりませんので、書くのをやめるということが逆にこわかったりします。

去年の11月くらいにひどく忙しかったときがあって、仕事に集中するためにも仕事が終わるまでブログを書かないと宣言したことがありましたが、あのときも数日、ブログを書かずにいただけで、気分が落ち着かなくなりました。
思ったこと(もちろん、すべてではないにしても)をブログに書き留めておかないなんてことは僕にはすごく損な感じがするのです。

かといって、ブログ中毒かといったら、そこまで症状はひどくない。
せっかく便利なものがあるのだから使おうと思っているだけで、それが体に害があることが明確になれば、タバコをやめるよりずっと楽にブログをやめることはできると思う。
むしろ、僕にとっては、自分の体にいいことであるブログをやめて、それで精神的な健康を害することがイヤなんだと思います。

ブログに対してはそんな思いを抱いているので、いまひとつずっと書いていたブログを書かなくなる人のことがわからなかったりします。
でも、健康にいいと続けていたジョギングやダイエットをやめるのとおんなじなのかな?

まぁ、この場合、他人のことはどうでもいいといえばいいんですけど。



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この記事へのコメント

  • いや、ほんと他人のことはどうでもいいと思いますよ。あなたと同じ価値観や理由を持ってる人ばかりじやああるまいし。
    2007年05月14日 02:19

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