UCDってサービス開発や事業化にも使えそうです
なぜ、はまってるかといえば、これがWeb開発に使えるだけでなく、もっと上流のサービス開発だったり、事業化の話にも展開できるから。サービスのビジョンを作ったら、市場の観察やデータ収集、それから既存の技術やリソースの棚卸しをしつつ、データの分析~カテゴライズからペルソナを作成する。ペルソナができたらサービス・コンセプトが決まったも同様だから、あとはプロトタイプを作ってユーザーテストなり、ヒューリスティック評価なりをしながら、ブラッシュアップしていく。ここまでが上流工程だとしたら、あとはそれが実際のビジネスモデルになるようデザインしたり、オペレーションのデザインをする。
これはマジで使えます。使えるはずです。
しかも、戦略的に使えるはずです。
現場とは『街』である
このことと関連した話を、ちささんがブログに書いてたので、ついでにご紹介。現場とは『街』である。
私たちは誰に対して、何のためにモノを作り、サービスを提供するのでしょうか。それは間違いなく人であり、市場であり、そして社会です。それはどこにあるでしょう。そう、街なんです。だから製造の現場だけ見てても視野が狭くなってしまうのだと思います。どんどん街に出て、観察しないと。
これ、読んだとき、さすがちささんって思いましたw
でも、本当にそう。
誰に対して。何のために。そう問うことがすごく重要。
そう問うことではじめて、実際、街にいる人を観察することができるようになります。
ペルソナ
でも、観察しただけじゃ、モノをつくる人、みんなにそのイメージを伝えることはできない。観察したイメージを膨らませて、かつ、そのイメージを開発チーム(あるいはデザインチーム)で共有する場合には、ペルソナって手法はすごく有効だと思います。
いま『ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする』という本を読んでますが、最初退屈だなと思って読み進めてましたが、実際の仕事の中でUCDを考えつつ、読み進めていくうち、だんだんはまってきました。
同時に読んでる『実践エスノメソドロジー入門』も同じように参考になります。
しばらくUCD漬けの日々が続きそうです。
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