■デザイン思考、User Centered Designの方向性を推し進めるために。
以下の3冊は、デザイン思考やUser Centered Design、そして、その上流工程で求められるリクワイアメント・エンジニアリング力、観察する力を高めるために。実践エスノメソドロジー入門/山崎 敬一
方法としてのフィールドノート―現地取材から物語作成まで/ロバート・エマーソン
ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする/ジョン・S・プルーイット
特にこれなんか良いのでは。
自己中心のデザインは、テクノロジー本位のデザインよりはましかもしれない。しかし普通は、開発チームのメンバーがターゲットユーザーを代表しているわけではないのだから、不適切な製品を生み出す原因となりかねない。ジョン・S・プルーイット『ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする』
ユーザーにとって適切な製品をつくるため、そして、ユーザーに認められることではじめて利益を得られる企業にとってもよい結果をもたらすデザイン手法としては、
テクノロジー本位のデザイン < 自己中心のデザイン < ユーザー中心デザイン
のような順で、成果を生み出す可能性が高いといえるのではないでしょうか?
■その他
以下の4冊は、あいかわらずの脳科学や情報論への興味と、その落とし込みとしてのデザイン論に関する興味から購入。生気論の歴史と理論/ハンス・ドリーシュ+米本 昌平
マインド・タイム 脳と意識の時間/ベンジャミン・リベット
天才 青山二郎の眼力/白洲信哉
ビルディングタイプの解剖学/五十嵐 太郎+大川 信行
仕事が、マーケティングやWebのデザインに関することだからといって、そうした関連の本を読んでいたのではまったく必要な知識は獲られません。むしろ、他の分野の本を読んだほうが得るものは大きかったりします。
自分の仕事は何なのか? その問いを単なる職種や表面的な業務のレベルで考えるのではなく、より根本的な視点で考えることは重要だと思います。
自分のやっている仕事、これからやろうとしている仕事が何にかかわり、誰に対するもので、その人たちはどんな環境で、何を望んでいるのかと考えることで、自分にどんな知識が必要で、どんな本からその知識の断片が得ることができるかがわかってくるのではないかと思います。
この記事へのコメント