そのサイトに魂はあるのか?

いま、新規立ち上げのサイトの企画に関わっていますが、お客さんの「サイトに魂がこもっていない」という言葉を聞いて、ドキッとしました。

魂がこもっていない=コンセプトがあいまい

ようするに、「魂がこもっていない」というのは、サイトにエッジが立っていない、コンセプトがあいまいという意味だったんですが、おっしゃるとおりで企画自体、詰めがあまく、何のサイトかということがいまいちヴィヴィッドに見えていない状態でした。

そう言われて黙っているわけには行かず、急遽、お客さん交えて企画の練り直し。

ようは企画がピリッとしないのは、ユーザーの利用シーンが見えていないからで、ユーザーのどんなシーンで役立つのかがあいまいだからです。

全員で集まって、企画の練り直しをはじめる前に、ようするに、そこのところを各自が徹底して考えてみました。
その間、約3時間。そうやって、各自がサイトの魂を捜し求めて、頭を使った結果、どうにか核となるコンセプト、ユーザーの利用する姿が明確に打ち出せたのです。

つくる人、一人ひとりがどれだけ本気を出せるか?

今日のこのことは、すごく勉強になった気がします。

まず、魂のないサイトは立ち上げたところで使ってもらえない
どう使ってほしいのかがサイトオーナー、サイト制作者のなかでもあいまいなら、ユーザーがそれを使いこなすことはむずかしい。
企業側のあいまいな思いだけで、サイトを立ち上げたところで、いったい、ユーザーはそれをどうしたらいいのか?

さらに、もう1点。
サイトに魂をこめる。サイトのコンセプトをユーザー視点で明確にしようとする。
そうした作業を行うのなら、関係者が一人でも逃げ腰で、他人まかせの発想であれば、うまくいくはずがない。相手がお客さんで、そこに取引関係があろうとその場では関係ない。一人ひとりが「俺がやるんだ」という気持ちで、互いにひざを突き合わせて思いを伝え合う気持ちがなければ、魂があるものを生み出すことなんてできやしない。

すごく精神論的なことを言ってますが、たぶん、そんな外れたことは言ってない気がします。

急な企画変更でこれからが大変ですが、あいまいなまま、すべてを進めるよりはこうして関係者がすっきりした気持ちで進められることはとても大事なことだと感じました。

こういう機会を与えてくれたお客さんに感謝。
そして、Webってこういうことがあるから楽しい。

さて、ブログはこれくらいにして、画面構成でも書こうっと。

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