2007年01月02日

ダイナミック・コア

ダイナミック・コアは、脳神経科学者ジェラルド・M・エーデルマンのグループが提唱したTNGSで使われる用語で、脳内で機能クラスターとしてふるまう「相互採用する系」を示す。主に視床−皮質系で営まれ、コアは信号を主にコア自身の中でやりとりをし、その再入力性の信号のやりとりが意識状態を生み出すと考えられている。

ダイナミック・コア

ダイナミック・コアの再入力性の神経活動は、外界や脳自体の信号を、それらクオリアの感じる状態、つまり、「X(ヒト、コウモリ等々)であるとはどのようなことか」へと「現象変換」する。(中略)ダイナミック・コアの活動からクオリアへ、という現象変換が起きるということは、コアの神経活動によって高次元の識別がもたらされるということであり、言い換えれば、コアの活動なくして高次元の識別はないということでもある。つまり、その現象変換(すなわちたくさんの区別が重ね合わされた高次元の識別)は、コアのその神経活動によって必然的に引き起こされる。いや、厳密に言えば、その活動によって引き起こされるのではなくて、その活動と同時に生まれる特性というべきだろう。
ジェラルド・M・エーデルマン『脳は空より広いか―「私」という現象を考える』

以上。自分用のメモとして。

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ラベル:脳科学 TNGS
posted by HIROKI tanahashi at 08:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 脳科学、認知科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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