評価軸の定まらない調査では何も分析できない。
しかし、調査を行なうには貴重な資源が必要だ。
あれだけ測定を重視するシックスシグマでさえ、こう言われる。
測定を実施するには資源と注意力、そしてエネルギーを費やさねばならない。つまり、<必要がないのであれば>、測定など行なわないに越したことはないということだ。答えを出さなければならない重要な問題や、追跡したい要因の存在など、明確な目的がなければ、測定することには何の価値も意味もない。『シックスシグマ・ウエイ―全社的経営革新の全ノウハウ』
必要がないのであれば、やるな、と。
つまり、明確な目的がなければ、資源、注意力、そして、エネルギーの無駄なのだということです。
このことは調査を依頼するほうばかりではなく、調査を依頼されるほうですら十分に認識できていないことがあったりするから恐ろしい。
このことがわかってないからこそ、無駄な調査、測定を繰り返すばかりで、有益な調査や測定を将来の効果に生かせるような仕組みを組み立てられないのことが多いのでしょうね。
現代人なんだから、もうちょっと、なんで実験に重きをおく科学が成果を出せているのかを勉強しましょうよ。
そして、学ぶべきところは学びましょ。
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