マーケティングにいらないのは専門家ではなく専門部門ですね

昨日の「マーケティングに専門家はいらないのでは?」に対して、下記のようなすばらしいご指摘をいただいた。

そもそも「専門家が必要」であるのはどんな分野なのだろうか。当たり前のような話だけれど、「専門性が高い」分野である。つまり、奥が深くそれを最大レベルに高めるためには「それ自体で」相当な労力と時間を要す分野のことだ。そのように考えると、「マーケティング」というものは極めて全体的な活動ではあるが、専門性は非常に高い。リソースとして各セクションの幅広い知識が必要だけれど、それはあくまでもリソースであって、マーケティングのアウトプットするための判断材料でしかない。

一部、引用なのでぜひ全文を読んでいただきたい。最後の本田宗一郎氏の言葉の引用なんてまさに「それそれ」という感じです。

昨日は仕事中にざっと書いたので、実は自分でも「あっ、書き間違ったな」という感があったので、このようなご指摘は非常にありがたい。

そう。僕がいらないと感じているのは「専門家」ではなく「専門分野」なのです
クロスセクションということで参考にしているシックスシグマ活動におけるプロセスオーナーという職能に関しても、非常に専門性の高いスキルを身につけた専門家です。ただし、機能単位の専門部門に位置するのではなく、部門間をまたいだプロセスを文字通り管理する役割をプロセスオーナーは担うわけです。

往々にして、組織の規模が大きくなればなるほど、セクションごとの方針は矛盾を生じやすいと言える。ある部門で最適だと思われた方針は、ある部門で考え抜かれた戦略と食い違う。もちろん、そうならないために、棚橋氏が指摘するように「各部門がマーケティングを意識すればよく」、もっとつきつめると各人がマーケティングを意識するべきである。

ここの指摘もまたおっしゃるとおりです。そして、このセクションごとの方針の矛盾を解決するとして用いられるのがシックスシグマやバランススコアカードなどのフレームワークです。
ですので、僕はマーケティングへの意識+共通のフレームワーク上での目標管理、情報システム構築が同時に必要なのではないかというアイデアをもっています。特にシックスシグマなのはこれまでマーケティングという観点から用いられてこなかったので、なかなかおもしろいのではないかと思っています。まだ、より研究を重ねなくてはいけない段階ではありますが。

それにしても、久しぶりにありがたいご指摘をいただいて、うれしく思いました。
ありがとうございます。

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この記事へのコメント

  • Kei Chikaura

    こちらこそ、いつも考えるきっかけを貴ブログから与えてもらっています。ありがとうございます。
    2006年12月07日 10:38
  • tanahashi

    間違いの指摘をいただいて、ありがたいと思えたのは、とても新鮮でした。
    これからもよろしくお願いします。
    2006年12月07日 11:17

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