思考のフレームワーク

たぶん、人間の脳がパターン認識をベースにしているからなんでしょうね。思考にもフレームワークがある状態とそうでない状態では、物事を理解したり、うまく整理するのにも、まったく効率が違うし、下手すれば、フレームワークがなければ理解もできないし、そもそも存在を感じることもできないってことがあると思います。
進化の過程において、脳がパターン認識により、物事を感じ、理解するような器官として発達してきていることの意味をもうすこしちゃんと考えないとダメですよね。

思考のフレームワークって

では、思考のフレームワークってどんなものなのでしょうか?

例えば、ビジネスだとかマーケティングの分野にもいろんな思考のフレームワークがあります。以下のようなものは全部、フレームワークと呼べるでしょう。

  • SWOT分析
  • AIDMA(AISAS)
  • マーケティングの4P
  • 5 forces
  • バリューチェーン
  • SIPOC
  • 品質機能展開(QFD)
  • プロダクトコーン
  • 製品ライフサイクル
  • PDCA
  • DMAIC
  • PMBOK
  • 5M+1E

などなど。

こういうフレームワークが頭の中に入っているかどうかで、結構、目の前で起きている問題や現状の課題を認識し、それをどう改善すればよいかを考える場合でも、まったく効率が違います
とにかくフレームワークがあると、その枠組みにあてはめて目の前の事実の整理ができ、枠組みを埋めるために、どこの部分のインプットが不足しているのかもわかるので、具体的な取り組みなどもすぐに明確になるわけです。

フレームワークに対する態度

というわけで、とにかくありもののフレームワークはどんどん身に着けて使えるようにするのが得策だと思っています。
なにしろ、そのほうが効率的ですし、いろんなフレームワークを知っていればいろんな角度から物事を見ることも可能になります。

ところで、そんなフレームワークに対する態度って、段階があるなとも思っています。こんな具合でしょうか。

  • フレームワークを知らない、使わない
  • フレームワークを理解しきらないまま、とにかく使っている
  • フレームワークを理解して使いこないしている、複数のフレームワークを適切に使い分けられる
  • 既存のフレームワークを自分なりにカスタマイズできる
  • 自分でフレームワークを新しい開発できる

これはプログラミングの現場でのフレームワークの利用段階と同じなんでしょうね。フレームワークを使えば開発が効率的になるでしょうし、最終的にはフレームワークを自分で開発しちゃえるようになるという段階的なところも似てるのではないかと思いました。

最後のほうの段階は、日本的に言うと、守・破・離ということなんでしょうね。

と、まぁ、なんでこんなことを思ったからというと、1つWebブランディングの企画を考える上でのフレームワークを思いついたからです。
その話はまた別のエントリーで。

 

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