できれば、今後もいろんな方にブログをはじめてもらえればと願っているので、大企業にいるとそれがむずかしいという話を聞くと、残念に思うわけです。
ブログを書くことで、書く人自身が得られるものが多いし、「優秀な人」が書くことで社会的なメリットも大きいと思っています。
水面下に眠っていた知識が誰もが利用できる可能性のある環境に置かれることで、社会的なデータベースが一気に活性化されることもあるわけですし、専門的な知識が異なる文脈の専門的な知識の視点で見られることで、また違う何かを生み出すこともあるからです。
そんな風なことを考えると、もし本当に「大企業でブログを書くのは難しい」なら、やっぱり残念だなと感じるわけです。
徳力さんご自身も、
まぁ、たしかに自分が今もNTTに勤めていたら実名でブログを書くなんてありえなかったでしょうし、IR担当をやっていた頃であれば、匿名でもブログを書くことは自粛したでしょう。
と書いてらっしゃいますが、「大企業に勤めている」という属性はそんなに個人にブログを書かせることをためらわせることなんでしょうか?
大企業勤務経験がないので、僕自身はちょっとそのあたりがピンとこないのですが、せめてすでにブログを書いている僕らのほうで、ブログを書くことのデメリットより、メリットのほうが大きく、それは個人にとってだけではなく、個人が属する企業にとっても、社会にとってもメリットのあることだということを示せる事例を数多く重ねていく必要があるのかなと考えました。
あと大企業に勤める皆さんの中でも「よし、じゃあ俺が先陣を切って」と思う方、ぜひ今日からでもブログに挑戦してみてください。
この記事へのコメント
らき
先陣を切ることは結構難しいですね.
企業側は10メリットがあっても1デメリットがあるとそれでつぶされる感があります.デメリットがゼロである範囲で続けるのが精一杯のような気がします.
要は企業が無理解なこと,多くの大企業が加点法より減点法の体質が強いということかも知れません.
tanahashi
できない企業はまぁできないということでもいいんです。
でも、日産みたいな会社もありますよね。
TIIDAブログで味をしめたのか、こんなこともはじめてますよ。
■ユーザーボイス
http://www.nissan.co.jp/CONFIGURATOR/USERVOICE/
きっかけになったTIIDAブログではこんなのも。
http://blog.nissan.co.jp/TIIDA/KUCHIKOMI/index.html
こうやって差が広がっていくだけなんだから、別にやりたくないならやらないでもいいと思ったりもします。