そんな状況で、タイミングどんぴしゃという感じで、tonosanさんのブログ「Perspective of idea 立体的な思考のために。」でこんなエントリーを見つけました。
この時間的・空間的という考え方は、ときとして別々に考えられがちです。時間の場合、タイムラインのようなもので考えられ、空間の場合はデザインの平面図や模型などで考えられる。しかしながら、ぼくの考えでは
時間と空間が密接に関わっているのが現実であり、別々に分離させて考えることは非現実的ではないか、
ということです。空間だけ存在して永遠に変わらないものはないと思うし、逆に空間的な広がりのない純粋な時間というものもない。
で、このあたりはアインシュタインの相対性理論を援用して、時空という概念を思い浮かべてみるのもよいかと思いますが、そこまで遠回りせずに、すんなりtonosanさんのエントリーを読んでみてもいいでしょう。
ところで僕が興味をもったのは、
抽象的になりそうなので、具体的に考えることにします。ぼくの好きな、音楽、映画、小説、そして企業戦略(これは好きなのか?)を例にあげて、変奏させていくことにしましょう。
と書いて、tonosanさんが音楽、映画、小説、企業戦略を例に、時間的な配列と空間的な配列について考えているところ。
実は僕もちょっと違った視点(つまり時間的配列とか空間的配列以外の見方で)同じように、既存の情報システムあるいは情報メディア(tonosanさんがあげている以外だとゲームやテレビなど)をIAのアウトプットの「フォーマット」と捉えて、いくつかの切り口で分類しようと思っていたので、これは別の視点として面白いなと。
前に、僕自身「インタラクション・デザイン:行動とフレーム」というようなエントリーで時間×空間的な情報デザインについては考えようとしたこともあったので、これはすんなり馴染めて共感できますし。
で、予告というか、ヒントとして、なんでゲームやテレビなども含めて情報デザインだったり、IAだったりを分類しようかと思ったかといえば、「ゲームやテレビの世界の複雑さを非線形的に認知する」にすこし書いてあります。
では、本編までしばらくお待ちください。
この記事へのコメント
tonosan
そして、拙いエントリーを取り上げていただいて
ありがとうございました!!
実はトラックバックを辿ってびっくりしました。
そもそも引用いただいたエントリーを書くにあたっては、
棚橋さんがいままで書かれたことに刺激を受けていました。
ということをまず、正直にお伝えいたします。
しかしながら、進化論など科学的な発想を基盤としながら
知的な跳躍を繰り返す棚橋さんの見解と比較すると
ぼくの方は、理屈っぽい日々の雑感のようなもので(笑)
なかなかトラックバックの勇気も出ませんでした。
ただ、新しいインターネットの在り方が模索されている現在、
理系×文型、時間的×空間的、アート×ビジネスのように
さまざまな分野を横断した、しなやかな思考のフレームワークが
必要であると感じています。それを実践されている棚橋さんの
アプローチには、ぼくも全面的に共感していました。
棚橋さんが書かれる本編が楽しみです。
また、そこから刺激をいただき
集合知として、発展させていくことができるといいですね。
今後ともよろしくお願いいたします。
tanahashi
>理系×文型、時間的×空間的、アート×ビジネスのように
>さまざまな分野を横断した、しなやかな思考のフレームワークが
>必要であると感じています。
同感です。
今後もお互い刺激しあえれば。
tonosan
現代科学関連の本も読んでみようと思います。
すみません、感激のあまり前回のコメントで字を間違えてしまいました。
文型>文系
失礼いたしました。