何の情報も持っていなければ、自由選択を利用することもできない

自分用にメモ。

志向姿勢を使わないと、こういった自然の複雑なパターンはとても説明しきれない! 遺伝子レベルで予測できるゆっくりしたパターンは、心理学レベルや社会学的レベルで予測できるパターンととてもよく似ている-というよりその予告編のようなものだ-機会、認知と無知、競合相手に対する最適手段の追求、回避と報復、選択とリスクなど。進化論的研究開発における手段や対抗手段には、だれもそれを明示的に検討していなくても理論的根拠がある。わたしはこれを浮遊する理論的根拠と呼んでいる。それはわれわれが個別に検討してはっきり認識した理論的根拠に何十億年も先立つものだ。その中にはどちらの領域でも通用する害の回避についての基本原則も含まれている。その原則とは、自分の運命がどうなるかについて何の情報も持っていなければ、自由選択を利用することもできないということだ。
ダニエル・C・デネット『自由は進化する』

基盤としてのアーキテクチャー、アルゴリズム、法則。
そして、互いに無関係で、存在さえもお互いに知りえない個別の群れ、種、試行錯誤。
自然淘汰という運命と自己組織化の隠れたアルゴリズム。



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