イニシャルからランニングへ

やってることは違えど、とても共感を覚えたので。

僕がWeb2.0系エンジニアで尊敬するのは、初期構築技術はもちろんのこと運用技術についてちゃんと理解していること。はてなもmixiもライブドアもAmazonも、もちろんGoogleも、作るだけじゃなくてちゃんと動かしていることがすごいのです。

システム開発でもそのとおりだし、Webサイトの設計というビジュアルデザイン、インフォメーションデザインを含めても、イニシャルからランニングへ、初期構築から運用へという流れはとても必要だと感じます。
前に伊勢神宮の式年遷宮などの話題をだしたのもそういう観点があったからで、建物そのものの維持ではなく、20年に一度つくりかえることも含めて神宮という存在自体を維持しようという意思が運用プロセスとして確立されていて、それが1300年以上続けられているのは凄いと感じたわけです。
(参考:MarkeZine:第3回 サステナビリティ(持続可能性)をマネジメントする

コンテンツ開発、サイト設計自体も運用を考慮した形で

『マーケティング2.0』で「スパイラルアップするマーケティング」と題して書かせてもらったのも結局、そういうことですね。
システムの基盤となるアーキテクチャー設計に関してもそうですが、コンテンツ運用・サイト運用という視点から見た場合の人が動く部分の運用設計も同じように大事だと思うんです。
特に外部の情報を集約して掲載する、はてなやmixiやライブドアやAmazonやGoogleなどのWeb2.0的サイトよりも、内部の情報を中心にいかにコミュニケーションを行っていくかが中心となる企業サイトなどの場合は。
どんなにいいサイトを作っても、まわらなければ宝の持ち腐れです。また、同じまわすのでも螺旋形を描いてスパイラルアップしていくのではなく、同じところをグルグルまわっているのもこまりものです。
その意味ではこちらは建築の設計というよりも事業計画をたてるのと似ています。それは本来、企業であれば得意分野であるはずなのに、どうもそういう風に頭がまわらないというのがおかしいところ。
これはサイト構築はきちんとサポートするWeb制作系の会社が、運用設計を含めたサポートをきちんとやっていないというのも要因があるんでしょうね。

「マーケティング2.0」などという以前に、本来、こうしたところをしっかり考えていかなければ、Webをマーケティングに役立てようなんてのは1300年早いと思うんですよね。

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この記事へのコメント

  • 課長007

    下流工程などと称されるシステム運用・保守に携わっていたものとしては、その先にある“運営”がフォーカスされる時代の到来を大変喜ばしいと感じています。
    最初からIT・ネットありきではなくて、“何か”したくてプロセスを組み立ててみたところ、IT・ネット使った方がスピーディだったり効果が高いと思うから利用する、主従が逆なんだと思うのです。
    2006年08月20日 18:33
  • gitanez

    そうですね。理解が深まるのはいいことだと思います。
    2006年08月20日 20:12
  • yusuke

    反応遅れましたが、トラバありがとうございます。アークランプのyusukeです。

    そうなんですよね、いかに杜をつくり、社殿を維持できるようにするか。そして社殿があるからこそ杜が生き続ける。ぱっと見ただけでは分からない階層化された世界があります。

    なので、まぁ、やっていることはたいして変わらないかと(w。どこかでご一緒できることを祈りつつ。
    2006年08月24日 17:36
  • gitanez

    yusukeさん、わざわざコメントありがとうございます。

    「どこかでご一緒できること」。僕のほうからもぜひにお願いしたいところです。
    yusukeさんのブログは共感できることが多いので。
    2006年08月24日 23:58

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