楽天も馴染まないなら、「Web2.0」について語ったり、「楽天2.0」という単語を使わんかったらええのに。
Web2.0をサービスとして事業展開している企業よりも、既存のビジネスモデルで事業展開を行っている企業のほうがビジネスとしては成功している企業が多いし、楽天もそうやのに。
確かに僕も楽天に「Web2.0」とか「楽天2.0」とかって言葉は馴染まないな~って思いますw
でもね。実は僕的には楽天って結構2.0だったと思うんですよ。正確には「だった」かな?
Shoulder.jpさんも書いてる「出店者向けにはWebサービスやってる」っていうのは、実は案外2.0的なんじゃないかって思います。
最後のほうにB2Dモデルの成立条件として引用されている「B2Dのメリットを理解し、永続的にWebサービスAPIを提供できる文化がある」という部分も楽天にはちゃんとあったはずだし、今でも完全になくなりきっているわけではない気がします。ただ、それが以下に書く理由で表現ができない。そういうことかな?という気がするんです。
なので、僕としては、楽天の問題って、2.0かどうかってことでも、「B2Dのメリットを理解」していないことでもないと思います。
単に利用料金が競合他社とくらべて高く、かつ、かつてのように高くても利用するメリットが失われてきており、さらに先日ニュースにもなった事故のようにシステム面でのほころびが出始めている(なので、これが要因となって「B2Dのメリットを理解」していないように見えてしまう)。
それは2.0云々を抜きにして、普通に事業をする上での弱さが露呈してきている(ように見える)ってことなんじゃないのかなと思います。
ようは企業として、いまの市場環境にあった適切な価格体系への見直しやサービス面の向上がおろそかになっている、そういう別にネット企業に限ったことではない当たり前のことが問題なんじゃないでしょうか?
そんな風に思ったりします。
もちろん、世間がこれだけ「2.0」とか騒いじゃうと、本当はいままでも2.0的だったんだけど、あまりにそれが古くから2.0的だったので、世間のイメージを変えるためにも「楽天2.0」とか言わなきゃいけないんでしょうけど。
でも、その場合、「楽天2.0」は「Web2.0」2.0なんですよ、きっと。
ただ、「Web2.0」の2.0ってかなり胡散臭いので、結局、「楽天2.0」という言葉もかなり胡散臭くなってしまうんでしょうね(きっと本当はシステム改修します!って言いたかったんでしょうね、それが実行できるなら)。
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