ネットでは、やろうと思えば全てのサイトアクセス者の
初来訪・再来訪・再再来訪・購入者・ロイヤル顧客etc
というサイト訪問者のセグメントがはっきりできてしまう。
仕事でアクセスログ解析なんてやってる立場から補足しますと、少なくとも、やろうと思ったとしても全てのサイトアクセス者を把握することなんて、リファラーログだったり、クッキーだったりの制約のせいで、完璧にはっきりさせることなんてできません。
なので、購入者がいったい何回目の訪問で購入したかも明確にできない場合だって多々ありますし、ましてやロイヤル顧客なんて定義が心理的なものになるとどうにもなりません。
それに最近のAjaxによるUIなんてものが実装されてたり、RSSなどのフィード経由で閲覧してたりする人がいたりすると、結構、効果測定はハードになります。
しかも、そもそも、Webだろうとなんだろうと自社の範囲内で完結することはなくて、オンラインショッピングなどだといくつかのECサイトを見比べた上で購入決定をするということも言われてたりして、そうなるともう自社サイトのログ解析をいくらやったところで、どこで購入判断を行ったかなんて知る由もないのです。
ということもあって、
CMの効果測定だけで数字が出せないのであれば、
Webに誘導して数字を実証するのが宜しいかと。
といった単純な話にはならないのです、残念ながら。
なので勝負はそうした単純な数字とは別のところにあるのではないか、と。
この記事へのコメント
mack(web人の独り言)
セキュリティソフトでリファラーがカットされたり、クッキーが消されることもあり100%取得は無理です。
AjaxはAjax側に仕掛ければ良いですし(使用できるサイトは狭まりますが)、RSSは確かに難しいですがRSSから必ずサイトへアクセスさせるような導線を作ることで多少はカバーできると思います。(多少ですが…)
一度外部へ出て行ったユーザが再び戻ってきた場合には、再再訪問と定義してやることで興味層・欲求層とセグメントしてやれば良いと思います。
確かに100%取得ではないですが、
CMや紙媒体などの広告効果測定に比べれば、
遥かに厳密な数値であると思ってます。
gitanez
このエントリーを書いた主旨の2つのうち1つはmackさんがコメントしてくれたのと同じことです。
ただ、もう1つの主旨は数値の正確さ以上の違いのほうがWebとマス媒体では大きいんじゃないか、と。
数値の正確さにこだわりすぎるとそっちがおろそかになるんじゃないか、ということです。