2006年08月07日

センサーとしてのクルマ



CNETの渡辺さんのエントリーにインスパイアされて、1エントリー追加。

最近のナビの作りを見ていてるとつくづく思うのがインターフェースが車両と一体化していること。インテリアデザインとして、ナビの操作機能が周辺のボードやハンドルに組み込まれているのは珍しくない。

自動車メーカーのナビが車両と一体化されているメリットは実はそれだけではなかったりします。
実装されるのはまだ先ですが、技術的には十分視野に入っているものとして、クルマをセンサー=認識器官としてナビをその情報を伝える神経として捉えることも、クルマとナビが一体化してるからできることだったりします。

どういうことか? すこし具体的にしてみましょう。

雨が降っていたらクルマはワイパーを動かします。
渋滞していたらクルマはスピードが遅くなります。
そうした情報がナビの通信機能を通じて、どこかしらの情報集約センターに集まり、かつGPSにより、その車両がどこを走っているかがわかったらどうでしょう?
どこで雨が降っていて、どこの道が渋滞しているかがリアルタイムでわかるようになります。
それはトヨタや日産、ホンダなど、ある程度のシェアをもっている自動車メーカーであれば自社のカーナビとの連携により、かなり正確な統計データとして得ることが可能でしょう。
これまでクルマは人間の身体につながった拡張的な器官でしたが、これがカーナビという情報処理装置に連携され、かつ、それがネットにつながることで違う可能性が広がってくるでしょう。

自分が欲しいものを見つけるには、自分が何を探しているか、それをいつどこで探しているかを、探されている相手のほうにも知ってもらう必要があるわけで、その意味でセンサー化したクルマ、それを伝える器官としてのカーナビがうまく機能すると、これまでにないファインダビリティが生まれたりするんじゃないかと思います。

また、マルチデバイスということであれば、PC、携帯電話との競合関係も去ることながら、異なるデバイス同士の用途に応じた連携ということも考えられるでしょう。
PCで見つけたお店の情報などをルート設定して携帯なりカーナビに転送するとか。
Google MapやGoogle EarthやGPS携帯が注目を集めているのですから、この方面の連携は課題はたくさんありつつもやりようによってはうまいこといくんじゃないかと想像してみたり。

タイヤメーカーでしかなかったミシュランがレッドガイドの発行により新たな道を開いたように、カーナビをそのように捉えることで自動車メーカーが情報技術メーカーとしての拡張性を手に入れることもむずかしくはないんではないかと思ったりします。

関連エントリー

タグ:カーナビ GPS





posted by HIROKI tanahashi at 18:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | 情報社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


・認知科学、情報デザインに関する本なら、Books::DESIGN IT! w/LOVE
・iPodやiPod関連商品なら、iPod Store from DESIGN IT! w/LOVE



この記事へのコメント
ちなみに、その辺はIPv6も絡めて割と追える立場にいます。
(さすがに話が長くなるので書くのは止めましたが)
Posted by SW at 2006年08月07日 18:31
なるほど。守備範囲広いですね。
それにしても反応早いですね w
Posted by gitanez at 2006年08月07日 19:00
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/22047045
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック