ソーシャルメディア時代の企業Web戦略
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見ない夢は叶わない。だから、夢見ることも僕たちの仕事です
今回のセミナーでは、現在のようなソーシャルメディアが隆盛の「つながった時代」を、企業が生き抜いていくために取りうる戦略を、さまざまな企業の事例を集めて、それを「共感・共創・共有」の3つに分類して捉えながら紹介しています。もちろん「共有」の戦略の部分では、リサ・ ガンスキーの『メッシュ すべてのビジネスは〈シェア〉になる』やレイチェル・ボッツマン&ルー・ロジャースによる『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』<共有>からビジネスを生みだす新戦略などで紹介されたシェア=メッシュのビジネスの事例を紹介しつつ、これから来るグランズウェル(大きなうねり)に際して企業がどう立ち向かえばよいかを考えるヒントもお話させていただきました。
ソーシャルメディアに限った話ではありませんが、何か新しいトレンドがあると「それを使うことでどんな効果があるのか?」と考えてしまいがちです。しかし、本当に考えるべきことは「それは自分たちの仕事やビジネスにどんな影響・変化をもたらしうるか?」ということだと思います。前者のように傍観者の視点で見るのではなく、自分たちがすでにそれに参加しているのだ/関わっているのだという参加者・当事者の視点を持つことが大切だと思います。未来は他の誰かが与えてくれるものではなく、自分たちで作らなきゃいけないものなのですから。
夢見ることも自分たちの仕事だという姿勢でないと、新たな時代の変化を受け入れ、その環境に適応した戦略を作り出すことはより困難になってしまうでしょうから。
そういう意味から、今回セミナーのなかで紹介させていただいた企業の事例も、単純にTwitterやFacebookのみをソーシャルメディアとして捉えるのではなく、いわゆるソーシャルグラフというコンセプトを有効に自社の事業戦略やコミュニケーション戦略に取り入れて新しい時代を生き抜こうとしている企業の事例を優先的に取りあげました。
ご興味のある方、ぜひご覧ください。
なお、私が所属しているコプロシステムからのセミナーの情報、ソーシャルメディアに関する事例やニュースなどは下記でも常時紹介しています。こちらに関しても、よろしければ、フォローまた「いいね!」をお願いいたします。
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