心の平穏さ

先ほど、近くのスーパーに食料を買いに行ってきましたが、一見、普段どおりに思える人びとも、心理的には相当動揺しているような雰囲気を感じました。
食料品売り場では、パンやカップラーメンなど、すぐに食べられる食品がほとんど残っておらず、そんなあたりにも普段とは明らかに異なる人びとの心のざわつきを感じました。

震災で被害を受けた方やそのご家族の方の気持ちは計り知れないものがありますが、そうでない無事だった人びとの心にも大きな動揺・興奮があるのが心配です。
無事であった僕らにいま一番必要なことは一刻もはやく心の平穏さを取り戻すことだと思います。
そのためにも、大事な人の安否が気になる方を除いて、必要以上にテレビなどの災害情報に触れないようにすることも必要かと思います。不安なので情報が欲しくなる心理は理解できますが、テレビなどで各地の災害の有様に触れるのは心を穏やかにするという意味では逆効果で、不必要な食料品やろうそくなどの不足などの混乱を招いています。

そうではなく、無事でいられた僕らがいますべきなのは、冷静になって、夜は暗く、まだ寒いことは当たり前のことであるのを思い出し、首都圏で告知されている電力の不足にも過度に心理的な混乱がないよう備えることではないでしょうか?
そして、暗くなったらはやく寝る。

それが無事でいられた僕らが、被害にあった方たちのために今できることなのでは。