第1回 ライフスタイル研究会(仮)会議

昨日、2010年1月30日(土)に、第1回 ライフスタイル研究会(仮)会議を実施してきました。
会議の目的は、「ライフスタイル研究会(仮)での自分の関わり方をつかむ! 」ことと「会の活動の方向性を検討する」とし、研究会の準備室に参加していただいているメンバーのうち、関東近辺に住んでらっしゃる11名の方に参加いただきました。

会議の式次第は、こんな感じ。

  • ごあいさつ
  • 会の設立背景と主旨説明
  • 自己紹介
  • 休憩、おやつ
  • KJ法による会の方向性の検討
  • 休憩
  • 各チームからのKJ法の結果発表
  • 会の方向性についてディスカッション
  • 次回の活動について

14時スタートで、当初19時までの予定でしたが、やっぱりKJ法のところで時間がかかり、結局は20時まで行いました。


会の設立背景と主旨説明

最初に、僕のほうからあらためて会の設立背景と主旨を説明するために、事前につくっておいた下の写真のような小冊子をつくって、僕の頭にあるものをしゃべりました。



話した内容は特に目新しいものではなく、このブログに書かれていることですが、ここ何年か書いてきたことを30分くらいに凝縮してしゃべったり、新しく編集しなおした小冊子をお配りしたので、ちょっと感じた方が違ったところもあるかなと思っています。

会議の会場に使わせてもらった、新宿伊藤ビルの貸会議室は、こんな感じで黒板があって、机も小学校にあるようなものでした。



ひさびさに黒板にチョークで字を書きましたが、ホワイトボードに書くより、むしろ書きやすいなって思った。ホワイトボードだとよくペンのインクが出なくてこまりますが、チョークだと書けるか書けないかは見ればわかる。機能がちゃんと可視化されてるわけです。
字を書くときや黒板消しで消す際のチョークの匂いもこれもまたいいなと思いました。

自己紹介

次にメンバーの方にそれぞれ3分ずつくらい自己紹介をしてもらいましたが、昨日の会議でおたがいはじめて会う人ばかりなので、みなさん、緊張されてましたね。
あらためて、どうして会に参加しようと思ったのかを話してもらいました。

KJ法による会の方向性の検討

次に昨日の会議のメインとなる作業として「KJ法による会の方向性の検討」を行ってもらいました。

KJ法を行う際の情報は、昨年末からグーグルグループのディスカッション(メーリングリスト)上で行っていたバーチャルなメディア上でのブレインストーミングで出してもらった、メンバーそれぞれの方の発言を元にしました。

ディスカッションのテーマは、下記の3つ。

  1. 地域のつながりと、仕事と生活
  2. なくしたくないもの、残ってほしいと思うもの
  3. 愛着を感じる具体的な物、場所は?

作業は2チームに分かれて、1つのチームが「地域のつながりと、仕事と生活」を、もう1つが「なくしたくないもの、残ってほしいと思うもの」と「愛着を感じる具体的な物、場所は?」のテーマを担当してもらい、KJ法で発言を整理しながら、メンバーが感じている「地域のつながり」や「なくしたくないもの」に対する思いの構造を俯瞰したり、そこから何らかの発見が得られないかを探ってもらいました。

KJ法は、例によって、情報の単位化からはじまります。ここはもうひたすら書く。ここだけで1時間かかってました。



そして、単位化した情報をグループ化して、表札をつける。



参加してくださった11名のうち、僕以外にKJ法の経験がある方が3名(僕の昔の同僚だったり、僕のワークショップに参加した経験のある方)がいらっしゃったので、初心者だとうまくいかないグループ化、表札付けがうまくできてたと思います。



KJ法を体験するだけの普段のワークショップでは、なかなか時間がなくてできない、図式化や文章化といった本来のKJ法では非常に大事なステップも、今回はちゃんとやってもらいました。ここまでやるからこそ、KJ法は発想法なんですよね。少なくとも作業の中心になっていた方には、いくつか発見があったようです。



会の方向性についてディスカッション

それぞれ文章化してくれたまとめを、別に作業をしていたチームに話して、共有しました。もともとが自分たちがディスカッションで出した情報が元だったので、作業が共有できていなくても結果はなんとなくは共有できたのかな?

そして、今後の「会の方向性」ということで、KJ法の作業を経て得たそれぞれの発見も交えて、各自に話してもらいました。出てきた内容は、こんな感じ。



ここはメンバー個々で、作業を経て何かを発見できた人とそうでない人のあいだでバラつきがありましたね。もうひとつには事前の準備というか普段からどれだけ考えているか調べているかというところで差が出たのかもしれません。
KJ法というのは非常に濃密な思考作業体験が得られますが、そうはいってももともとの土台がどれだけあるかでもやっぱり差が出てしまいます。

まぁ、KJ法をやったばかりで頭や身体に染み渡りきっていないということが一番大きかったのかなと思いますが、ちょっと当初予定していた「会の方向性についてディスカッション」し「次のアクション」を考えるところまでは至らなかったか、と。
ここはまたグーグルグループ上のディスカッションでフォローしていかないと、せっかく時間をかけて作業したことが活かせないな、と。

こういう活動は、参加しているメンバーそれぞれが先を先をみて準備したり考えたり物事を見たりして動いていかないとなかなか前に進んでいかないのだということをあらためて実感。そのためにもさらにリード役の僕はさらに先を見て動き、投げかけをしていかなくてはいけないんだなということも学びました。

というわけで、昨日、参加いただいた皆さん、長い時間、お疲れ様でした。

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