Web Business Shuffle 2.0、あるいは、インターネットという図書館の姿

Web Business Shuffle 2.0に行ってきた。
http://team.feedpath.jp/2006/01/webweb_business_shuffle_20.html

feedのリッチ化(メタ情報+コンテンツ)が進んで、XMLによるネットの構造化が進行すれば、これまでのWebサイトってますますデータベースの1テーブル的な役割になってくるんだろうなって感じた。

こんな動きもあるしね。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0601/27/news037.html

たとえば、僕がイメージするのはこんな本だ。

世界に関しての記述がされた、とある1冊の本があったとする。
章立てはこんな感じ。

1章:物の世界について
2章:生物の世界について
3章:人の世界について

あるとき、本を開くと、内容はこう。

1章:ニュートンの物理学
2章:ファーブルの昆虫の話
3章:キリストの教え

さて、同じ本を次に開いたら、内容はこう。

1章:アインシュタインの相対性理論
2章:ダーウィンの進化の話
3章:ニーチェの「神は死んだ」

つまり、この本は実際に存在している本(「プリンキピア」「昆虫記」「種の起源」「悲劇の誕生」など)を、開くたびに編集して収録している。
もしかしたら、この本の持ち主は、それに先行した実在の本のことを知らないかもしれない。

feedのリッチ化、そして、feedを各ユーザーの要求に応じてアグリゲーションしてくれるツールを想像すると、上記のようなイメージになる。
インターネットが巨大な図書館になるといっても、その図書館のイメージは今見たようにかなり実際の図書館とは異なったものになりそうだ。

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