年間約4億4千万のページを生成する勢いのブログの増殖力

Technoratiは米国時間6日時点で、世界全体であわせて2700万を超えるブログを追跡しているが、これは3年前の約60倍に相当する。 Technorati創業者のDavid Sifryは、これらのうち約270万のブログは少なくとも毎週更新されており、1日あたり合計で約120万件の書き込みがあると、「State of the Blogosphere(ブログの世界の今)」という自身のブログのなかで述べている。


この増殖の勢いはすさまじい。完全にこれまでのインターネット・エコノミーを変化させるだろう。いろいろ言われるが、これがWeb2.0というものの本質のような気がする。

1日あたり合計で約120万件の書き込みがあるとなると、年間約4億4千万のページが生成されることになる。
Googleは「Google は 80 億以上もの URL を検索できます」と言っているが、年間のブログのエントリー数だけで18分の1になる。しかも、これはTechnoratiが把握できているだけの数字だ。WikiやSNSなどの他のCGMメディアも加えれば、これはかなりの勢力だといえる。

先の記事には、Technoratiがロサンゼルスで開催したカンファレンスで、ブロガーの力を示す例として「昨年ドイツ政府が公共のモラル向上のために開始した「Du Bist Deutschland」キャンペーンに対するブロガーの強烈な反応を取り上げた」ことが紹介されているが、こうしたインパクトのある例だけでなく、もっとより日常的なレベルで、ブログに掲載された情報が社会に蔓延していくことのほうほうが、影響としては大きいのではないかと思う。

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