2009-06-28:武相荘再訪

今年の1月に訪れた旧白洲邸「武相荘」
また今日、ちょうど半年ぶりにくらいに訪れてみました。



武相荘って何?という方は、前回訪問時のエントリー「旧白洲邸 武相荘」に詳しいので、そちらを参照ください。

武相荘の冬と夏

ちょうど半年ぶりくらいなので前回訪れたのは冬。季節が変わると、だいぶ印象も違いました。

玄関の写真をくらべると、こんな感じ。
左が1月。右が今日。

 


光の感じも違いますよね。

武相荘では季節にあわせて、室内の展示も変わるのですが、今日は夏らしく団扇や夏の着物、それから、ガラスの器などの展示が多かったです。

そこで沖縄ガラスの蚊取り線香用の器があったのが印象的だったんですが、併設された売店に売っていたので買ってしまいました。
蚊取り線香用に、というよりも、花など活けるのにちょうどよいかと思って。



夏らしさの演出

今年の夏は、風鈴や団扇を用意して、夏らしい装いに、部屋のなかも変えようかと思っています。夏らしさの演出って必要ですよね。

『徒然草』第55段にもこうあります。

家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪え難き事なり。
深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。細かなる物を見るに、遣戸は、蔀の間よりも明し。天井の高きは、冬寒く、燈暗し。造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。

家のなかだけでなく職場でもおんなじじゃないでしょうか。
暑いのにスーツにネクタイ。季節感のないオフィス空間。ビジネス空間って本当に人間性を麻痺させる空間だと感じます。そんな空間で仕事をさせてるから仕事ができないんだと思います。

「造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ」ですよ。用や機能にとらわれてばかりのオフィスの調度や服装が仕事のセンスを劣化させています。
明日発売の『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』の5章で〈デザイン思考の「職場作分術」〉と題して仕事の場の演出についても章を割いていますが、仕事を創造的なものにしようと思うなら、まずは仕事の場の演出から考えないと。

ロボットのような…

あと武相荘での夏らしさの演出としては、下の写真左のようなかき氷製造機も置かれたいました。
なんとなくロボットのような佇まいがよいなと思いました。

 


そういえば、1月のときは右の写真の囲炉裏には火がはいっていました。こういうところにもちゃんと季節感がありますね。

あと、このへんも夏らしいかな。



母屋を庭の側からみると、こんな感じです。



今日の昼食

今日は一日出かけていて、家で食事はつくらなかったので、代わりに昼食を紹介。

湯葉や豆腐が中心のかご弁当。



   

関連エントリー

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック