『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』書影がAmazonに掲載

6月29日に発行される僕の新しい本、『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』
Amazonにもようやく書影が掲載されたので、ここでもご紹介。

こんな感じです。

デザイン思考の仕事術


P.S.(2009/06/20 16:17)
「商品の説明」「目次」もAmazonのページに追加されました!

デザイン思考の仕事の方法を体験した人の感想とか

すでに何度か紹介していますが、この本では、普通の人が自分の仕事をする上で「デザイン思考」を取り入れるにはどうすればよいか、という点に触れています。
例えば、デザイン思考の仕事術を取り入れると、こんなことが起こります。

 僕自身、時々、デザイン思考の仕事の方法を体験していただくワークショップで講師をやらせていただくことがあります。実際に講師をさせていただいていて興味深いのは、ワークショップではじめてデザイン思考の仕事の方法を体験した人から、
「ユーザーの立場になって考えるということがどういうことなのかが、リアルに把握しやすくなる」
「シナリオの中に必要な機能やユーザーのやりたいことがすべて含まれていて、要件定義が簡単になっていた」
「グループワークのむずかしさと発見の多さをあらためて知った。お互いに場を共有して表情を見ながら手を動かすことで、コミュニケーションがとれ、“顔をつきあわせて”作業することの重要性を学べた」
 といった感想をいただくことが多いことです。
拙著『デザイン思考の仕事術』

目次もあらためて紹介しておくと、こうなってます。

はじめに
  • バラバラの情報が散らばった世界で
  • 十八世紀ヨーロッパの情報爆発
  • あらゆる仕事がデザインである
  • 仕事に活用するデザイン思考
Chapter 1 デザイン思考とは
  • ビジネスシーンで注目される「デザイン思考」
  • デザイン思考が仕事を変える
  • デザインの方法とプロセス
  • 情報化~情報の構造化のスキル
  • デザインとは生活文化をつくる仕事
  • グループワークでアイデアを創発する
  • デザイン思考の仕事術のための基本姿勢・七箇条
Chapter 2 デザイン思考の「情報収集術」
  • 川喜田二郎さんの発想法
  • 情報の圧縮化から発想が生まれる
  • 情報と情報化
  • 人間行動の観察のための七つの着眼点
  • 調査は新たな視点の発見のために行う
  • ワークモデル分析
  • ヴュジャデをみるために
  • デザイン思考のための情報収集ではないこと
Chapter 3 デザイン思考の「企画発想術」
  • 発想のひらめきはどこからくるのか?
  • パースのアブダクションと記号学
  • KJ法を行う準備をする
  • KJ法を使って情報を動かす
  • 図解化することで全体が俯瞰できるようになる
  • グランドデザインを組み立てる
  • 利用者像のモデル化
  • ペルソナをキャスティングする
  • シナリオによるデザインコンセプトの明示
  • デザイン要件を抽出する
Chapter 4 デザイン思考の「問題解決法」
  • コンセプトを具現化する
  • デザイン要素の構造化
  • 物事を包括的にとらえる目利きの力
  • 身振りを通して
  • 蒐集~モデル化~編集
  • トライアンドエラーを計画的に
  • 利用シーンのシミュレーション
  • ユーザーを使った検証
Chapter 5 デザイン思考の「職場作分術」
  • 人工物の意味の四つのコンテキスト
  • 在点―ポイント・オブ・ビーイング
  • 場と作法
  • リフレーミングで自分の枠の外に出る
  • 働く場の作分
  • プロジェクトをデザインする
  • 仕事の空間を遊びの場にする
  • なぜ遊びの場なのか?
  • 手続きと趣向
おわりに
「デザインしすぎない」

もうすこし詳しく内容を知りたい方は「『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』は6月末発売」も御覧ください。

24日には見本が僕の手元には届くとのこと。楽しみです。
こうやってひとつの物が形になっていくのを待つというのは楽しいですね。
ここまで来るのは結構、大変だったし、ストレスもありましたが、自分では納得できるところまでは持っていけたので良かったかな、と。
あとは読んでくれた皆さんの評価に甘んじるだけです。



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この記事へのコメント

  • イソムラ

    ご出版おめでとうございます!
    早速、ポチッと予約いたしました(^_^)

    私も一冊したためております。
    2009年06月24日 00:16
  • tanahashi

    >イソムラさん、

    ありがとうございます。
    したためるのは大変だと思いますが、
    楽しみにしております。
    2009年06月24日 00:30

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