Cui bono?

Cui bono?

それは、

誰が得をする?

という意味のラテン語で、西洋で弁護士が用いる言葉らしい。

ホントに

Cui bono?

と思いたくなる一件だ。
いや、この一件は単なるきっかけで、さっきも書いたが、そもそも、Cui bono? っていう感じだったのだ。その意味では、むしろ昨夕から現在に至る騒動は目を覚まさせてくれる、いいきっかけで、少なくとも目が覚めた人はいくらか得をしたかもしれない。

昨日、タイミングよくRTCカンファレンスで「バブル」をテーマにした話を聞いてきたばかりだった。

その場で意外だったのは、今年の日経平均は年末にいくらになるかという質問への出席者の反応だった。30名以上が出席していたが、僕以外の全員が現在より高い値段を予測した。
僕にはそれが意外だった。会の中程に証券関連の読みとして今より高値になるという話があった。しかし、その場ではすでに今回の騒動が報道されていた。ただ、それがなくても今の景気が年末まで持つとは思えなかった。

根拠はない。
だから、僕の予測が正しいなんていうつもりはこれっぽっちもない。
ただ、今の景気って、Cui bono?

そこがすごくひっかかるのだ。

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