個人のアフィリエイトを含め、オンラインで何かしらのビジネスを直接的(サイト内で商売が完結)、間接的(サイトでは完結せず問い合わせなどを通じてリアルな対応)に行っているサイトにとって、現在、サーチエンジンからのトラフィック量は売上を左右する大きなファクターだろう。
ただし、この前提とも言える流れは2006年以降、大きく変化すると予測できる。
もちろん、人々がオンラインで検索を行い続けるのは変わらない。
「Google Feed API公開で加速するオンラインでの攻防」でも紹介したように、マイクロソフトはオンラインでの3大行動の1つに「サーチ」を挙げているくらいだ。
だが、検索の質は変わる。
検索の流れはGoogleとYahoo!の二大勢力に依存した現在の形ではなくなるだろう。
サイト単位ではGoogle、Yahoo!かもしれないが、リスティングを含めたサーチであるとは限らなくなる。
「Web2.0的!とってもクールな検索エンジンの一覧」で紹介したように、検索エンジンの種類は増え続けているし、専門かも進んでいる。
しかも、GoogleやYahoo!自体もオーガニックサーチとリスティングに頼らない、RSSフィードやソーシャルブックマークなども取り込んだ形での検索の新しい形を提示してる。
これがわかっていないと、売上をサーチに頼っているビジネスは打撃を受けるはずだ。
この変化は検索エンジンのアルゴリズムが変わる時のように一気には変化しない。
だが、それほどゆるやかではない速度でサーチ・エコノミーは質的な変化に晒されていくだろう。
それがWeb2.0時代の本当の幕開けだといえる。
逆にオンライン・エコノミーに変化を与えないようであれば、Web2.0も単なるバズワードの1つだといえるだろう。
だが、そんな甘い期待はできそうにない。
Web2.0は、確実にオンラインエコノミーに変化を与え、オフラインでの経済にも確実に影響を与えるだろう。
2006年。準備はOKですか?
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