Technoratiの社員であるNiall Kennedy氏のブログの記事での対話で、Google リーダーの開発チームが、「GoogleがFeed APIを公開する予定」であることを明らかにしたそうです。
最近ずっと検索について、そして、それを起点とした情報の継続的な購読(購読といっても無料を含む)について、今後、どういう形が主流になっていくのだろうと考えていたが、またまた、Googleが動きましたって感じ。
昨日、「Google Modules パーソナライズドホームにモジュールを追加」なんて、エントリでGoogleパーソナライズドに関する動きを紹介しましたが、今回のFeed APIの公開でさらにこういう動きは加速するんだろうなって思う。
もちろん、こういう動きを見せているのは、Googleだけじゃなくて、マイクロソフトも、Yahoo!も、Amazonも似たような動きをしながら、オンライン上での覇権を争っている。
マイクロソフトが先に"RSS in Windows Vista"というプレゼンテーションの中で、オンラインの3大行動を下記の3つに集約している。
・ブラウズ(閲覧)
・サーチ(検索)
・サブスクライブ(継続的な購読)
つまり、マイクロソフトは、サーチに関してはGoogleに後塵を拝しながらも、現在は圧倒的なシェアをもつブラウズ=IEに加え、RSSアグリゲート(集約)機能をもったWindows Vistaで、巻き返しを図ろうというのだろう。
参考:kokepiの日記 - ウィンドウズVista とグーグルが、「Feed API」というプラットフォームで激突する
GoogleのFeed API公開は、これに対する対抗策というのが1つの見方として成立するのは納得がいく。
まぁ、単なる1ユーザーとして見るなら、大いに争ってくれるのがありがたいと思う。
しかし、一方で企業のWebマーケティングをサポートしているオフィシャルな立場からいうと、のんびり状況を眺めているだけではヤバそうだ。
メールマーケティングで有名だったカレンがブログマーケティングに軸足(いや、体全体)を移さなくてはならなかったように、Web1.0からWeb2.0への移行は、B2BでWeb関連のサービスを提供している会社は大きな影響を受ける。
もちろん、それはそういう会社と取引を行っている大手、中小を問わない一般企業に影響が出てくるからで、結構、大変なことになりそうだと予感している。
苦労の絶えない2006年になりそうだ。
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