お話する内容はまだ完全に固まっていませんが、「イノベーションが必要なら、まずは中間地点を目指す」で書いた、
最終形が完全に見えているものしか作れないんだったらイノベーションなんて起こしようがないんですね。
- 完成形がみえるものは、きっといつかどこで見たことがあるもの
- 完成形が見えていれば、それはどう実現すればよいかを考えればよい
- まだ見ぬ何かをつくる方法は、完成形が見えている状態のものづくりとは違う方法が必要で、どう実現するかの前に、何を実現するかを考える必要がある
いまのデザインとか、ものづくりにおけるひとつの問題は、どう実現するか(問題解決)を考えて実際に作業をするのは得意な人が多いのですが、何を実現するか(問題発見)はどう考えたらいいか、どんな作業をいいかがわからず、作業を組み立てられない人が多いことだと思います。
というようなことをテーマに、じゃあ、具体的にはどうすればいいの?という答えの1つとして人間中心設計プロセスというイノベーションの方法について、お話することになると思います。
セミナーの概要
今回のセミナーでは、「デザインによるイノベーション」と「人間中心設計(ユーザーセンタードデザイン)」をテーマに、僕のほか、千葉工業大学の山崎さん、富山大学の竹村さんの講演、千葉工業大学の学生とWILLCOMコアモジュールフォーラムの産学共同プロジェクトである「患者にうれしいデザイン提案」の発表があります。ご興味のある方はご参加ください。
- 日時
- 2008年11月11日(火) 14:00-17:10
- 会場
スバルビル B1F スバルホール(新宿駅西口徒歩1分)
新宿マインズタワー15F 株式会社アビタス内
JR新宿駅南口徒歩3分、サザンテラス口徒歩2分
都営新宿線・都営大江戸線・ 京王新線新宿駅 A1出口直結
※申込み多数のため、会場変更になったそうです。
- アジェンダ
- 13:30~
- 開場(受付開始)
- 14:00-14:05
- 主催者挨拶
- 14:05-14:35
- Session No.1「デザインイノベーションによる革新」
山崎 和彦氏(千葉工業大学 工学部 デザイン科学科 教授)
- 14:35-15:05
- Session No.2「人間中心設計というイノベーションの方法」
棚橋 弘季氏(株式会社イード チーフコンサルタント)
- 15:05-15:35
- Session No.3「テクノロジーとイノベーション」
竹村 譲氏(富山大学 芸術文化学部 非常勤講師)
- 15:35-17:00
- 事例紹介「患者にうれしいデザイン提案」
千葉工業大学 デザイン科学科 学生チーム
- 17:00-17:10
- 質疑応答
- 参加費
- 無料
- 申込締切日
- 11月7日(金)
お申し込みは、上記URLからお願いします。
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