茂木健一郎氏の『クオリア降臨』(文藝春秋刊)を読んだ。
茂木氏は、脳科学者で、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャーでもある。
ソニーのブランド名QUALIAは、当然、その絡みでの命名だろう。
クオリアは、最新の脳科学用語の1つで、私たちが日々の生活の中で感じる感覚を構成する「質感」をあらわす語。
だけど、この本で扱っているのは脳科学的な意味でクオリアを論じているのではなくて、クオリアという概念をキーに文学の評論を行っている。
これがなかなか面白く、かつ新鮮な思考のヒントを提供してくれる。
偶然、見つけた本だけど、読んでよかった。
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