『ペルソナ作って・・・』読者からの反響4

気づけば、『ペルソナ作って、それからどうするの?』も、5月30日に発売されてから1か月以上経つんですね。6月は何かとバタバタと忙しく、すべてが中途半端な状況だったので1か月が早かったな。

これまでも読んでいただいた方のご意見を以下のように紹介してきました。


今日も新しく見つけた感想を2つほどご紹介。

まずは『IDEA HACKS!』『TIME HACKS!』などの著書で知られる小山龍介さんの書評より。

デザインの定義や歴史から導入する本書は、そのテーマであるユーザー中心のWebデザインという範疇を、いい意味で超えている。しかも、「日本の方法」を導入しようとする志には、非常に共感する。しかし、だからこそ、ちょっともったいない感じがした。

小山さんは「前半部分の、デザインがはたすべき役割の部分について、ぜひ一冊の本にして出してほしい」と書いてくれていますが、ぜひ僕もその本書きたいですね。どちらかの出版社さん、そういう本出したくないですか?

次は書評というのではなく、ある思考のなかで僕の本に言及してくださってる記事より。

でも、確実に人間の認識を基点した考え方が増えているような気がする。棚橋 弘季さんの『ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト』とかもその中の流れの一部。
人間の認識についてしっかり考えることは、一歩先に進むために絶対必要になってくる視点に違いない。

「人間の認識を基点した考え方」なんだと思うんですよね。これから必要になってくることって。特に『グッド・ルッキング―イメージング新世紀へ』『ヴィジュアル・アナロジー―つなぐ技術としての人間意識』を紹介したバーバラ・M・スタフォードのイメージング・サイエンス的な方向性は、従来のデザインたコンピューティングの在り方を抜本的に変える爆発的な可能性をもってるはずなので、これが外せないと思うな。
ぜひ、『ペルソナ作って、それからどうするの?』を読んだあとには、スタフォードの本を読んで欲しいですね。きわめて難解な文章ですが。



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