みずから限界をつくってないで、天井知らずの世間に目を向けなきゃ

みなさん、自分で根拠のない限界を設定して、みずから目指すべき目標を低く見積もったりしていませんか?
目標って自分(たち)を磨くために有効な役割を果たすべきものだと思うのですが、自分(たち)や自分(たち)が利用する道具の能力に、何の根拠もない限界を想定してしまうがために、大事な目標設定を低く設定しすぎてしまうということがあると思います。

(ほぼ)天井知らずのWebというツール

特にそれを感じることが多いのはWebの効果なんですよね。

Webほど、その使い方によって効果に差が出るツールはあんまり見当たりません。
人気ブロガーの人気は留まることを知らずに伸びていくし、人気ブロガーほど、その伸びが早い。富めるものほど富むツールがWebで、効果の限界ってそう簡単にはあらわれなかったりします。まさに天井知らず。

だけど、中にはWebサイトを運用している人でも、Webには限界があると勘違いしてしまう場合があるんですね。でも、それはWebの限界じゃなくて中身のコンテンツの限界ですよ、と言いたい。中身がショボイ(ターゲットに刺さってない)から頭打ちになっちゃうわけで、Webそのものの限界じゃない

じゃあ、その場合、何を考えればいいかっていうと、Webそのものについてじゃなくて、Webに載せてるコンテンツそのものとターゲットとするユーザーのニーズ・ウォンツとの関係を徹底的に考えるべき。そこがまた、そういう風にならずにいま使えるコンテンツを限界に設定してしまって、その狭い範囲だけで考えようとするんですよね。その結果、目標値がやたらと低く設定されたりする。たぶん、ユーザーのニーズやウォンツというところから探ってけば、もっと高い目標値を可能になるんですけどね。

それがユーザー中心のデザインであり、ユーザー中心のイノベーションの基本的発想なんですけど。

限界は自分(たち)の側ではなく、外側にある

とにかく自分(たち)や自分(たち)が利用する道具の能力に、ただ現状がこうだからといった無根拠な限界を想定するより、現状からの改善という発想はいったん置いておいて、ユーザーが潜在的に必要としているもの、望んでいるものは何か? もしそれを叶えてあげられればどのくらいの効果が得られると想定できるかという、イノベーション的発想でモノゴトを考えることも時には必要なはずです。

それは企業においても、個人においても同様で、だから、昨日の「恋愛上手とユーザー中心のデザイン」で書いたように、自分の基本スペックや経験値の側から考えてあきらためたりしてしまうのではなく、相手を理解することで相手に喜んでもらうことを提供することで自分の価値を高めるという発想もしたほうがいいんです。

限界なんて自分(たち)の側にあるもんじゃなく、それは常に外側に存在するもの。相手が望まなきゃ、どんなに自分(たち)のポテンシャルが高くても売れないし受け入れられません。逆に、相手の望みが天井知らずであれば、そこをどんどん刺激してあげることで、自分(たち)の側の限界なんてなくなります。

相手を見よう、夢を見よう

ようは、自分(たち)の側に勝手な限界を設けてショボイ目標値で満足してる(あるいは不平を言いながらそれに従ってる)人たちって、相手を、外側に目を向けてないんです。常に自分たちの足元ばかり見ていて、相手の目を見ることができない。未来の夢やヴィジョンが描けず、現状からの直線的な推移しか想像できてないんだと思います。

前にも書きましたが、「自分の視野を広げるためにも他人の意見には耳を傾けなきゃ」ダメです。未来は自分のなかにあるかもしれないけど、それも「暗黙知はどこにあるか?/情報は界面にある」で書いたように他人とのコミュニケーションのなかで自分のなかから引き出せる類いのものだと思います。

そうした創造性につながるコミュニケーションを怠ったまま、自分の力だけで引き出せる能力を自分の能力の限界だと誤解してしまうのは、あまりにもったいなさすぎますよね。

急がば回れ、積極的蛇行を心がけよ

ウェブ人材として育つための3姿勢+5つの実践(前編)」で蛇行することが大事と書きましたが、蛇行ってまっすぐ目標を見ていたのでは決してできません。いろんな自分の外側のものに興味を抱き、それに向かって身体ごとぶつかっていってみることではじめてまっすぐに目標に向かう直線路から外れることができるんです。

だから、それは目標なくフラフラしてるのとはまったく違います。遠くに大きな目標がはっきり見えているからこそ、近くのくだらない目標に目もくれずに蛇行ができるのだし、目標が見えてるからこそ、どこに蛇行すればよいかに迷いはありません。
遠くの大きな目標に辿りつくために、自分の目を、自分の感覚を、自分のポテンシャルを高めるために、自分の限界など設けずに、いろいろチャレンジしつつ、決して大きな目標を見失わない姿勢があってはじめてできる行為です。
それが積極的蛇行という姿勢にほかなりません。

ラクして、自分(たち)に無根拠な限界を設けて、その外には決して出ようとしないのなら、そりゃ大した効果なんて望めないのは当たり前です。
でも、そういう人って気づかないんですよね。そもそも自分(たち)の成果の追いかけ方自体が間違ってるってことを。
考えて実行する5段階プロセス」で書いたように、成果を求めたいなら、まず外側に目を向ける「調べる」という作業をしっかり行うことです。内側からばかり考えていたってロクな答えなど出てこないということはしっかり意識していないといけないと思います。



関連エントリー


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック